私たちは近い将来か遠い未来に、生贄になる。 あるいは、平凡な水死体に。 哀れな水死体になるためにどこか知らない場所の多分島に連れてこられた。私以外に集められた人は5人いて、全部で6人。自分含め全員若い女の子だった。 生贄のなり方を聞いたのかどっかに書いていたのか来る前に知っていたのか全く覚えてないけど、私たちはここにあるひたすらだだっ広い広場みたいな、草むらみたいな場所を歩き続けてその先にある島の反対側から出る船に乗ることになっているらしい。そして、そのときはよくわからな
生きたいね〜 生きてるとよくどこまでが自分の感覚でどこからが他者の感覚なのかわからなくなってしまうからね。 他者の感覚を聞いてそれに必要以上に振り回されている自分に気づいて、「もともとそんなこと思ったこともなかったはず」と思い出したときとかさ。 他者の言葉を無意識に真似してしまって、言ってから「これは自分の言葉じゃない」と気づいたときとかね。 自分が好きだと思ってやってたのに起源を考えたら自分の意思とは関係なさそうなところから始まっていることに気づいたときには、「流石
よく「泣いたらなんとかなると思ってる」と言われてきた。 泣いてなんとかなったことなんて、私が言葉を解さぬ赤子だった頃にしかないのに。当然、そんな頃の記憶はないから、憶測に過ぎないけど。 たった数行書いただけでまた泣けてきた。 なんだよ、お前、私のこと何も知らねーくせに! いや、知らないからこそなんだよね。何も知らないからこそ、実際他者にとってみれば私はちょっと嫌なことがあるとすぐ泣く幼稚で打たれ弱い困ったガキなんだろう。 「何か嫌なことがあるなら言葉にして言えば?」 こ
しました。その日の日記を載せます。 もしここで急に自分の気が狂って生肉を口に含んだり、肉がたくさん乗ったトレイを全部ひっくり返しながら歩いたりしはじめたらどうしようと思いながら作業をしている時間があり、こういうことを考えるのは良くないぞ!と感じた。 途中肉を肉と思っていない瞬間があって少し怖かった。 凍った肉の山は冷たくて暖色の変な山 そこに手を突っ込んで肉を掴み取りにする自分はその山よりずっと変な人 頑張れば焼き鳥に使えそうな肉はうまくそこに当てはめるべき難解なパ