前回の投稿でOyazineは紙に印刷しないと作る意味がないと書きました。それは自分が紙モノを中心としたグラフィックデザイナーであることがひとつの理由ですが、同じ文章でもネットで読むことと紙に印刷されたものを読むのでは、読み手の印象が異なると思っているからです。 ネットであれは印刷代もかかりませんし、作る時間も手間も少なく効率的かつ便利ではあります。最近は墓参もネットで出来る時代です。地理的に墓参が難しい場合には有用なシステムだと思います。スマホやタブレット仕様の校歌などの音声
Oyazine06号はおかげさまで良かったという感想をいただいています。同時に終わってしまうのが残念という意見もいただきますが、次に予定している雑誌は全く新しくするわけではありません。Oyazineの人物取材や一部の連載記事は継続する予定です。そして「適当で、いい加減」というコンセプトも継続します。このコンセプトは一般的に使われる言葉通りの意味もあれば、言葉本来の意味である「ちょうどいい、よい加減」という意味も含んでいます。ONとOFF、黒か白か、が溢れる最近の世の中で、曖昧
雑誌OYAzineを久しぶりに発行します。 今回06号の巻頭取材のOYA人は コスプレファッション業界では 知る人ぞ知るデザイナーである塩澤政明氏です。 お会いする前はさぞ派手な親爺だと思っていましたが とても素朴で温和な方でした。 今は引退して自らのブランドである 「塩澤商店」を立ち上げて コスプレとは全く異なる 自然体の服を中心に作っています。 服同様にその生き方も柔らかな自然体です。 塩澤さんは料理も作りますが その料理も同様に自然体で 服で言えば普段着です。 その普
Oyazineの連載である「昭和な散歩」は舞台や映画で活躍する女優の伊澤恵美子さんを昭和を感じさせる古い街並を背景に撮影しながら散歩する企画です。 6回目の今号は佐渡島でしたが、その内容は散歩ではなく佐渡島で泊まった金沢屋旅館について。元遊郭だったという雰囲気のある旅館でしたが、その自然な朽ち方にも趣があり、散歩が終わった夜に旅館でも撮影させてもらえないかと交渉してみたら、それならいい部屋があるからと、気前よく広い部屋を撮影用に提供していただきました。 そのお礼に出来上がっ
これからコツコツ配布いたします。 もう少しお待ちください。 今号の内容 ■巻頭取材 過激な寡黙/島隆志 フルーオーダー1点物の革の鞄を作る鞄職人、藤井幸弘さんの孤高なもの作り ■ラストダンスは私に/斎藤陽 越路吹雪で有名なこの曲の裏に隠されたちょっとせつない物語 ■バーテンダーが語らないウィスキーのこと(ウィスキーの味)/与良素道ウィスキーバーのバーテンダーが語るちょっと異端な本音 ■インスタントラーメン・ア・ゴー・ゴー/納富廉邦 B級グルメ通が語るインスタントではない
雑誌Oyazineを作り始めた理由は、昔から雑誌を作ってみたかったことに加え、最近若者たちの間でZINEという自主制作の雑誌が流行っていることを知ったこと、さらに印刷代も安くなったこと、グラフィックデザインとカメラマンをやっているので一人でも雑誌が作れること、これだけ条件が揃ったからにはやらない手は無いぜ、と思ったことでした。 しかし、雑誌なので執筆者がいないと始まりません。そこで僕のまわりにいる親爺たちに声をかけてみました。40歳以上という年齢制限だけは設けましたが性