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転院の時期になりました

こんにちは。
介護のつぶやきです。

病院に入院している母親ですが、ご存じのように病院って長く入院することが出来ません。特別な場合を除き一次病院で1ヶ月、一般の病院では2ヶ月で退院させられます。その後の行き先は病院側でご指示頂ける場合もあれば、家族が調べて施設と直接交渉する場合もあります。

ウチの場合は一次病院から二次病院には転院担当の相談員さんがいてスムーズに参りました。二次病院からも点滴などの医療行為が無くなっていたので老健(老人保健施設)へとスムーズに案内して頂きました。

さて、その後とりあえず老健さんは3ヶ月がメドで退所すると聞いていたのでその次を探さなくてはなりません。その次といってもどうすればいいか分からないので病院の転院担当の看護師さんに伺うと

「役所で施設を網羅した冊子がありますのでそれをもらってきてご自身で探して下さい」

えー、検索して出てくるもんじゃないんですか?と思っていましたが、介護検索のシステム化は10年単位で遅れているそうです。なので検索してもあまり良い結果は得られません。そうなると冊子を求めてまずは区役所へ。窓口の担当さんに「老人の行き先の施設の冊子を」と申し上げると「コレです」とサッと渡してくれました。


この冊子区役所で手に入れます

中を見ると、おー、いろいろ載っておりますね。『特別養護老人ホーム』が金額的に安いこと。それは要介護3以上じゃないと入れないことぐらいの知識は持っていましたが、施設によっての条件等はまったく分かりません。

そしてイッパイありすぎて選び切れません。まずは近いところから当たってみるしかないと思い近場の『特別養護老人ホーム』に電話しました。

「一度面接に来て下さい。そこで詳しくお話しします」

そうですね。まずはお話し伺ってみなくてはわかりませんからね。日程を決めて訪問しました。

行ってみてビックリ!

「ウチはただいま150人待ちとなっていますが、よろしいでしょうか?」

なんと、ナント150人とな!
そんな状況ではいつ入れるかわかりませんがな。

「とは言っても皆さん2~3カ所お申し込みになっていて、実際の数字はそこまではいっていないと思われます」

あ、そういうことですか

「そしてその際当然のことながら介護度の高い人を優先するかというと、そうとは限りません」

え、どういうことですか?

「要介護3の人に比べて要介護5の方は介護するのは大変だとは思います。でも、介護する側の家庭環境によっては介護度の低い方の入所を優先する場合もあります」

どういった場合でしょうか?

「要介護3の方でもご自宅で介護出来る環境になければ、介護度よりも生活状況を優先して先に入って頂く場合があります。要介護5の方でも家での介護が可能であればお待ち頂く場合もございます」

なるほどです。

「ちなみにウチはただいま待ちがありますが、少し郊外の施設であれば即入所できますが」

遠いんですよね。

「クルマで1時間くらいでしょうか」

近い方がありがたいのですが、選択肢の一つに加えさせて頂きます。

「あと、点滴や酸素吸入、インスリン注射等の医療行為がある場合はお受けできる施設とそうでない施設があります。ちなみにウチはお請けできません。バルーン(おしっこの管)については承れる施設とそうでない施設があります。ちなみにウチはOKです」

了解しました。

「よろしくお願いします」

冊子を見ると施設によってそれぞれ受け入れ体制が違います。今回のように現地に伺って確認することが必要なのかもしれません。でも、すべて聞くわけにもいかないからもっと分かりやすい状況が出来ていると助かりますね。そんな時代が来るのでしょうか?ただ、介護を必要とする方の人口比率や社会状況、そして施設の数で状況は変化するのでしょうね。少し物忘れが激しくなりかけているこのアタマでついて行けるのでしょうか?

今回の特別養護老人ホームについて分かったことは、施設によって受け入れ状況は違うから、現地に行って聞いてみなきゃわからない、ということですかね。

なんともモヤっとしているつぶやきでした。

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