見出し画像

パンは小さく切って渡す

こんにちは。
介護のつぶやきです。

今日のお話は「パンは小さく切って渡す

年齢が高くなると口を開く量が少なくなります。
なので一口で食べられない大きな食べ物は小さく切って出します。それこそメロンやイチゴなど果物などは一口で口に入る大きさにします。でも。トーストってなんかかぶりつくイメージがありませんか?モーニング文化が盛んのここ名古屋地区ではそんなイメージです。ただ、そのトーストも口の開かない方にとっては食べにくいシロモノでしかありません。

名古屋の喫茶店モーニングは山パンを半分に切って切れ込みを入れてあるのが王道でした。名古屋はそこにあんこが付いてくるのも主流でした。いまはいろいろなタイプのパンが使われていますが、ちぎって口に放り込むのがスタイルです。母親はコーヒー大好き、もちろんモーニングも大好きなのでその食べ方が染みついていたのでしょう。

卵も定番ですね

母親はトーストを出すとサイズにかかわらずちぎって食べます。もちろんパンの粉は周辺に飛び散ります。本人はかまわないかもしれませんが、掃除する身はたまりません。我が家ではピザトーストを作る時以外は山パンはあまり食べません。フツーの四角い食パンが主流です。最初はタテに半分に切って長方形になったモノを1/3の大きさにして出しました。食べ終わった母親をデイサービスに送り出したあと食器を片付けに行くと足の裏に「ジャリッ」としたパンくずの感触を感じます。

ここまで小さくしました

じゃあコレでどうだ!と長辺の1/4サイズまでにして、しかも我が家にあるありったけのジャムをのせます。バターだけでも良いかなとは思いますが、どうせならおいしく食べたいのは人情。でも食べてスグにナニを食べたか忘れるのは定番ですが。さすがにそのサイズにすると自分の口に入るのでちぎらずに食べてくれます。

最初に手間を掛けるか、食べた後の片付けに時間を掛けるかです。楽な後片付けをしながら、今回は上手くいったとココロの中でガッツポーズをします。達成感が介護を笑顔にしてくれます。

みなさま、介護は明るくお気楽に。では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?