ワシいじめられるでデイサービス行けせんでよ
こんにちは。
介護のつぶやきです。
今回はちょっと長文になってしまいました。介護に関心のある方はどうぞお付き合い下さい。
そうでなければ・・・飛ばし読みで。
「ワシいじめられるでデイサービス行けせんでよ」
いつも母親が口にする言葉ですが、何かその日は雰囲気が違いました。ただ、デイサービスでそこまでのいじめがあるとは到底思えません。ちょっと心に引っ掛かったのでデイサービスの連絡帳に書きました。
裏面にも書きました。長文ですね。
すると返事が返ってきました。
うん、わかっていた回答だよね。でも何かあると思うんだけどなぁ、と思ったのでお迎えの職員さんに聞いてみました。
「いじめがあるとは思えないんだけど、本人は『いじめられたで行きたない』と言うんですよ。ウマが合わない方がいるとは思いますが、なにか普段の行動で気づいたことありませんか?」
なんとビンゴ!聞いた職員さんはその発言が起きる現場を見ていた当事者だったんです。
「はい、実はお母さんはある特定の方(Aさん)に『あんた、ワシ毎年新茶いっぱい買うでよ、あんたに一本やるわ』と言うんですが当然お茶持ってきていないので渡していません。そしてデイの職員も『キクちゃん(母親は喜久子)ここでは個人的になにかあげたりもらったりしてはいかんよ]』とお伝えしています。でも、本人の記憶ではAさんにお茶を渡した事になっているんです。そうなると『せっかくワシがお茶あげたのにあいつ(Aさん)はなんにも言わん。ワシをいじめとるんだ』と言うんですよ」
なんと突拍子もない思考と発想。以前も書きましたが母親はオカネを使いまくりました。大盤振る舞いも大好きで大量になにか買っては人に配りまくっていました。一例ですが
木箱のリンゴ 5箱(一冬で)
はっさく 3箱×5回(1シーズンで)
味噌 (季節関係なく買いまくり)
ヨーグルト (自分は食べない。でも毎週買いたい)
季節ごとの饅頭(桜餅、ちまき、月見団子、餅等)
そして外食に行くと必ずお土産を買ってきて近所の一人暮らしのおばあちゃんに差し上げてました。把握できてませんがたぶんこれ以外にもあったと思います。
そのうちの一つがお茶です。親戚の親戚(遠いな)が静岡のお茶農家で新茶の季節になると1本千円の新茶を40本、二番茶を25本程度買います。
当然ながら3人家族の我が家で消費できる量はせいぜい一年で10本程度です。なので残りは気前よく配っていた。その記憶が残っているのでしょう。それにしても
お茶を上げると言った
↓
お茶を渡した(つもり)
↓
あいつはお礼も言わん
↓
あいつはワシをいじめている
なぜこういう発想になるかよく解りませんが。
その後の状況を聞いたところなるべくAさんと話さないようにしていただいているとのことです。おかげさまで最近は「ワシいじめられている」という言葉は出てこずニコニコしてデイサービスに行ってくれてます。我が家はこんな感じで助かってますが、そうじゃない家庭もあるという話は聞きます。本当にデイサービスの職員さんに感謝です。