洗濯物畳むのはレクリエーション
こんにちは。
介護のつぶやきです。
洗濯物はワタシか娘が干しますが、取り込みは母親がやります。そしてそれを母親がたたみます。
洗濯物はそれぞれの人の山を作ってそこに重ねますが、母親はどの洗濯物が誰のものであるのかわかりません。何度か「コレはボクの、コレは娘の、そしてシャツはアナタのだからね」と伝えましたが、いかんせん毎回記憶がなくなるので毎度毎度ボクの洗濯物が母親の山に載っていたりします。
あるとき認知症の病院で先生と話しているときに今母親になにが出来るか、という話題になったので聞いてみました。
「洗濯物はたたんでくれるんですけど、誰のものか解らないから積んである山がごっちゃになっているんです」
と申し上げたら先生はニッコリと微笑んでこうおっしゃいました。
「つぶやきさん、お母さんは洗濯物をたたんでいるのではありませんよ」
え”??
「あれはねレクリエーションをしているんです。洗濯物をたたむという仕事をしていると思えば、あとでもう一度片付けなきゃ行かないと考えてしまい腹も立ちますが、遊んでいるんだと思えば片付けという仕事を一度やるだけだと考えられます」
なるほど~、レクリエーションですか~。遊んでいるんじゃ仕方ないですねぇ。
「はい、だから仕事をしているなんて考えないことです。そうすれば腹も立ちません」
介護って「なんでそんなことするの」「あ~二度手間じゃん」なんて思う事が多々あります。いちいち腹を立てていてはカラダが持ちません。なのでストレスをどれだけ自分にかからないようにするかは本当に大切です。
モノの見方を少しだけ変えてみませんか。
では、みなさまもお気楽に介護を。