支笏湖、死骨湖、霧の中【北海道撮影日記】
死骨湖なんともおどろおどろしい響き。
支笏湖は昔は死骨湖だったなんて話がある。
死ぬと死体が上がらないらしい。
渡辺淳一氏の小説『無影燈』およびそれを原作にしたドラマ『白い影』で主人公が自殺をした舞台になっていることも関係しているのかもしれない。
がアイヌ語の【シ・コッ(大きな窪地)】が由来らしいのでまああくまで都市伝説でしょう。
ただ恐ろしさも感じるほどきれいな水や、点在する切株から死を連想するのもわかる気がします。
今回はそんなところからインスピレーションを受け撮影に行ってきました。
基本的は天気予報を見て朝焼けなどが期待できそうな日に撮影に行くのだが週末の天気は雨、それでも何でも良いから撮影に行きたくなって支笏湖に行くことにしました。
霧が出ていそうだったため濃い霧が出ていてくれればミニマルな写真が撮れるのではという期待があり出発。
釣り人にはこんな日に何撮っているのと言われたがまあそんなもんです。
支笏湖には切株がたくさんあります。前々から真っ白な中、切株だけを主題にした写真を撮りたいと思っていたのですが天気の悪い日はどうしても腰が重くなかなか行く気になれませんでした。今回行って良かったです。
今回撮った写真はアートっぽい写真だとおもうがアートっぽいとアートの境は何だろうと思います。どうしても表面だけをなぞっているような気がしてならないが写真自体は悪くないとは思います。思想が伴っていないからか。迷うことわからないことだらけだ。でも写真は楽しい。
この後は森の方へ行き森の写真を撮ってみました。続きます。