自信とか自己肯定感とか
自分に自信が持てて自己肯定感が高いな、と感じる人を見ると、自分とは真逆だなと思う。
自己肯定感を高めようとか言うのに、自分はからっきしないので言ってることとやってることが矛盾してるなと思う。
小さい頃(といっても中学生)は自分最強!敵なし!なんて思ってたけど高校生になって地元以外の地域を知って、全然ダメじゃんって思うようになった。
習い事で怒られてばっかりだったけど、中学までは勉強ができたほうだったので、そこだけは家族にも褒められていた。
井の中の蛙大海を知って、私の勉強ができるのレベルを遥かに超えていく人が何百人もいると知って、私の自信がぽきりと折れた気がする。上がらない点数と順位を母に伝えると、はあっとため息を吐かれた。習い事は上手くいかなくてみんなの前で怒られてばかり。友人関係に恵まれていたのは幸いだったけど、私の中で友達がいることは「普通」なので、プラスにはならなかった。
高くなってしまったプライドを下げることもできなくて、空いた隙間を埋めるには「ちょっと変わった人」になって承認欲求を満たす方法を16歳の私は思いついた。SNSでちやほやされると、今まで感じたことのない高揚感を感じた。
女子高校生という言葉だけで近寄ってくる大人なんて今思えば気持ち悪すぎるけど、当時の私はそんなこと全く分からなかったから、消費されていることにも気づかなかった。
減ってしまった自信や自己肯定感は何でもかんでも埋めりゃいいと言うわけではないと、大人になってから分かった。早く気づきたかったし、この年になるまで引きずるなんて思わなかった。
自信を持つとか自己肯定感を高くするとか、多分できないと思う。変わることへのめんどくささもあるんだろうけど、無理して高めようと思わなくてもいいんじゃないかなって思う。
毎朝起きてご飯食べて生きてたらもうオッケーじゃん、時々掃除洗濯とかできたら花丸じゃん、と思ってる。
メンタルがズタボロになりかけていて、自業自得な部分もあるけど。
私は私の人生しか、良くも悪くも歩めないんだよな。
全部ほっぽり出して南の島へ行きたいな。
あまり明るくない話でした。