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五島美術館
上野毛駅から歩いてすぐ
好きな芸人と名前が同じケーキ屋「ママタルト」に行くついでに、近くになにか無いかな〜で調べたところ
「閑静な住宅街」ってこれなんやね、って感じの静かで上品な家々を通り抜けて到着(もしかして上野毛のあたりって高級住宅地ですか?)
訪問したのは土曜日(午前11時)だったけど、展示室の中は静かでゆったり鑑賞できました
メモ取りたくて職員の方にペグシルを見せてOKをもらうと、なんとバインダーを貸してくれた 初めての経験 嬉しい………
建物内写真撮影NGでした(庭園内は他の人の迷惑にならなければOK)
秋の優品展 黒・白・モノクローム
【展示室1】
入るとすぐにライトを浴びた《白磁蓮弁文水注 定窯》と《白磁壺》があって驚きの白さで目をひく かっこよ~
今回はモノクロ白黒がテーマだから、掛け軸の風帯や柱に色があると綺麗に見えるな~と思った
でも、金とか強い色が使われていても負けていないように思うのはやっぱり作品(本紙)部分の強さなのかなぁ
特に好きだったのは《対月図 伝柯山筆 断橋妙倫賛》
水色とベージュの花柄で囲まれていてかわいい…中に描かれている禅僧もかわいく見えます
横山大観の作品も見れてよかったな
《浦澳 山海二十題の内 横山大観筆》、なんでこんなに広~~~~く見えるんだ……すごい……
陶磁だと《長次郎黒楽茶碗 銘 千声》が武骨な感じで格好良かったな
「引き出し黒」っていう技法も知れた
しかし、冒頭でも触れた《白磁蓮弁文水注 定窯》やっぱりいいんだよな~
白も黒もシンプルで綺麗…
展示室をぐるっと回って後半に差し掛かるまでは「全体的に大人しい、上品な感じなのかな」と思っていたけど、宇野雪村とか大澤竹胎の作品がどかんと展示されており、急なパワフルさに圧倒されちゃった
宇野雪村の《凹》、謎解きとかクイズでありそう
「この書の題を当てろ!」みたいな…
日本の陶芸
入口近くがガラス張りになっていて、庭園の緑にハッとする
晴れた日に行ってほしいな
展示室1とは打って変わって色鮮やかな器もあって目が楽しい
お気に入りは《乾山色絵菊文向付》
白黒のものを沢山みたから鮮やかなものに惹かれちゃうね…
あと、展示室1で知った「引き出し黒」の作品と、そうでない黒色の作品を見比べることもできたのは良かった
確かに比べるとそうでない方がキラキラしていて、引き出し黒の方が重たい黒に見えた…ような……
あと、陶磁そのものの話ではないけど、解説に「海鼠釉」ってのがあって吃驚した(その釉色が海鼠に似ているところからの命名らしい)
調べるために陶芸用のショップにたどり着いて、釉の想像以上のバリエーションに驚く はまったら沼深そう
庭園
暑かったし展示だけにして帰ろうかなと思っていたけど、Google mapの口コミで「やはり五島美術館は庭園ですよね」みたいなのを見かけて、見事に流されてしまった
軽く一周するか~のつもりで歩き始めたら、結構な高低差でびっくり
※ちゃんと案内図に
「基本的に「崖」ですので、「健脚コース」であることにご留意ください」
「往路は、高低差が約35mあります」
と注意書きがあります。スニーカーで来ようね
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緑豊かすぎる……しかし結構歩いて暑かったので、涼しい時期なら散策にちょうどいいかも
藤棚や菖蒲園もあるらしいので、良い季節を狙っていくとよさそう