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2024年の温泉めぐり振り返り。個人的ベスト3

温泉めぐりを本格的に始めてから、早6年が経過した。
あっという間だった・・・。

今年も、新たに83湯の温泉に巡り合うことができた。

良い湯を事前に調べて巡っていることもあるのだが、本当に良い温泉ばかりだった。

その中でも、特に印象に残っていて、心からまた行きたいと思える温泉を備忘録も兼ねて、ここに残しておきたい。

温泉のパワー溢れる玉川温泉


一番印象に残っているのは、秋田県にある玉川温泉。

温泉ソムリエになってから、いろんな温泉に関する本を読んでいたのだが、その中でもほぼ必ず登場する温泉地である。

リゾートとしての温泉、というより、湯治としての温泉地。
泉質もpH1.1の圧倒的な酸性泉。
浴槽にも、源泉が50%、100%などと、意図的に加水して刺激をコントロールするくらい、強い温泉だ。
自分も最初に50%に入ったときから、すでにピリッとしていたので、100%は無理かと思ったが、徐々に入ることでなんとか入れた。
ただ、慣れてくると本当に気持ち良い温泉だ。



温泉だけでなく、地熱を使った岩盤浴もある。これも、玉川温泉の魅力の一つ。
特に、自然研究路っていう温泉が湧いているスポットまで行くと、岩の上に御座を敷いて、天然の岩盤浴も楽しめるのだ。

この、自然研究路がまたすごい。温泉のパワーに溢れていて、そこらじゅうから湯気が出まくっていて、大自然の力を本当に肌で感じられる。
草津の湯畑も好きだが、個人的にはこの玉川温泉の方が大自然を感じられて好きかもしれない。

関東から行くには、やや難易度が高いものの、人生で一度は行く価値ありの温泉だ。

とにかく秘境。紅葉の中で入る姥湯温泉枡形屋


福島県米沢市にある、温泉。

温泉自体は、硫黄泉なのだが、行くまでの山道がとにかく大変。

車で30分くらい、すれ違い困難で、道路もやや未整備なS字カーブの山道をただただ上り続ける必要がある。
これは、運転に慣れていないとなかなか厳しい。割と慣れている自分でも、車の知らないランプが点滅して、何度か焦るレベルだった。(結果、何も問題なかった)

ただ、その苦労は、到着した瞬間に一気に吹き飛ぶ。

10月に訪問したので、少し早めの紅葉が始まっていて、紅葉の絶景が目の前に飛び込んでくる。

そして、最低限の仕切りだけある、露天風呂は、まさに自然と一体化している。

温泉は、もちろん湧き立てそのものだ。

日帰り帰るには本当にもったいないスポットだった。
いつかは、泊まりで行きたい温泉の一つである。


滝が目の前にある温泉。大滝温泉天城荘


名前の通り、本当に目の前に滝がある状態で温泉に入れる。

なかなかレアな温泉だ。

静岡県の静岡県賀茂郡河津町にある温泉。いわゆる、伊豆の温泉だ。

温泉自体は混浴なので、水着着用で入る。なので、家族など男女で一緒に入れるのもポイントだ。

温泉自体は、少しぬるめ38度弱くらいなので、本当に長く浸かっていられる。
こんなに長時間滝を眺めたのは初めてかもしれない。

さらに驚くのは、洞窟のような穴があり、そこを進んだ先にも温泉がある。

しかも、30mのめちゃくちゃ細長い温泉が途中で曲がったりしながらも続くというこれまたレアな温泉。
ちょっと薄暗くなっているので、何か出てもおかしくないくらいの非日常感を堪能できる。

滝と洞窟、2つを楽しめるというとても貴重な体験ができるスポットだった。

番外編:地獄蒸し調理

別府に行ったときには、温泉の熱を利用した地獄蒸し料理を体験した。

陽光荘の炊事場

野菜はもちろんのこと、肉、魚、卵、そしてご飯まで。
なんでも地獄蒸しで作れちゃう。
しかも美味い!
3日間食べ続けたけど、全然飽きなかった。

名前からして、いかにも難しそうな調理法だが、めっちゃ簡単。
蒸し釜のなかに、具材を入れて、ただ待つだけで、できちゃう。

これも一度体験する価値のあるものだった。

それ以外にも、

エメラルドグリーンの国見温泉
湯治の雰囲気のこる大沢温泉
めっちゃお湯が熱い、飯坂温泉
雰囲気最高で、足元湧出の鶴の湯温泉
千と千尋の神隠しで有名な、四万温泉積善館
目の前が海な北川温泉黒根岩風呂
別府温泉の共同浴場の数々
北温泉の温泉プール
源泉掛け流し宣言の、高湯温泉玉子湯
都内の名湯、武蔵小山温泉清水湯
渋いが故に、ゆっくりと湯を堪能できた台温泉

などなど、多くの温泉に新たに出会うことのできた2024年だった。

2025年も、湯めぐりを楽しみたい!

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