健康生活委員会
確乎たる世界観、人生観をお持ちで、医者という観点から広く世の中の動きを客観し、俯瞰されているお二人の対談、実に愉快で、楽しく読むことが出来ました。
近藤誠氏の、人生の大先輩である養老孟司さんへのリスペクトは言葉の端々に感じられました。
中身を念のため列記しておきます。
第1章 さて、健康とはなにだったか?
間違いだらけの健康情報にご用心
健康診断が人びとを不幸にする
長生きは医療のおかげ、じゃなかった!?
ここで、病気とは何か、を考えてみよう
第2章 はて、医療とは何だったか?
かつて、名医がいた
余命宣告に律儀に従う必要なし
「脳化社会」は、まず医療から始まった
戦後の保険制度が「医を算術」にした
第3章 私たちが医者を目指したころ
生きものは「情報」になっていく
身体の成り立ちはあまりにも複雑だ
第4章 日本人はどこへ行く
狭いところで窮屈に暮らす日本人
無理して嫌なことばかり思う国民性
天下りと利権のため法律はできる
本当は自立できる日本人
第5章 結論 医療に何を期待する?
事故や怪我、やけどの治療はすばらしい
健康診断をどう切り抜ける?
どうしても何かしたいなら、身体に害のないことをしよう
嫌なことはしない、健康診断は受けない
最後に一言
メメントモリ、カルペディエム でした(笑)。
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