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初めてのサークル参加【備忘録】

※こちらの記事は2022.08.21 に開催されたスパコミにサークル参加するべく孤軍奮闘した二次創作文字書きオタクによる備忘録です。

めっちゃ簡単に言うと「同人小説作ったよ!」という内容になります。普通に長いです。

●自己紹介
①サークル参加を決めた理由
②思い立ったが吉日(申し込み)
③原稿
④入稿
⑤いざ準備!
⑥イベント当日
⑦イベントを終えての感想

●自己紹介
普段は二次創作の小説をちまちま書いてます。
創作物は夢小説やら腐カプやらノマカプやら色々。
もともと夢小説からオタクの世界に入門したのでどちらかといえば夢女子よりの腐女子です。


①サークル参加を決めた理由
もともとは創作物を購入させて頂く側でした。完全に買い専でした。ですが二次創作の小説をpixivに投稿し始める以前からサークル参加への憧れはありました。ただサークル参加してみたいな〜と思ってはいたものの、なかなか踏み切れなかったよくあるパターンです。

原稿作るの難しそうだし、入稿方法わからんし、印刷会社は沢山あるしで怖気付いて早数年経ちました。ところがそんな私にも転機が訪れます。

まず一つ目はコロナ禍で印刷会社さんや赤ブーさんがピンチだとの噂を聞きつけたこと、そして二つ目は衝撃的なドストライク同人作家さんに出逢ってしまったことです。特に二つ目の理由が大きいのですが同人作家さんは文字書き、つまり小説を執筆される方でした。たまたま目に止まったタイトルに惹かれて読んだらとにかく熱量と愛と面白さが半端じゃなくて、私はその作品(前編・後編)を徹夜して夜明けまでぶっ通しで読み抜きました。結構なボリュームであったにも関わらず、次の日の予定もそっちのけでめちゃくちゃのめり込みました。そうして通販でその方の作品をポチりました。

後日届いた同人誌・書き下ろしを拝読して呻きましたね。本当に。マジで唸りました。

読み終えた後の高揚感と言ったら忘れられません…記憶を消してもう一度読みたい…それくらいドスッと刺さりました。そして読後間もなくふつふつと「私もこんな作品を作りたい!本にしたい!サークル参加したい!」と単純な脳みそは叫び出し「ええいままよ!」と衝動のままに参加を申し込むわけです。


②思い立ったが吉日(申し込み)
いよいよサークル参加するべく赤ブーさんのサイトで良さそうなイベントを見繕います。最初は初心者だしエアブーに参加しようかな〜と思ってましたが、結局憧れのスパコミ(所謂夏インテ)に申し込みました。この時点でテンションはアゲアゲですし、申し込んだだけなのに満足感と達成感があります。

ただ夏のインテは場合によっては暑すぎて地獄なので熱中症とコロナ対策だけは気を付けようと覚悟を決めた瞬間でもあります。


③原稿
さぁ、やって参りました。みんな一度は通る道、原稿作業です。初めてですし極道入稿は避けたいところなので地道に作業を進めます。そしていざ申し込んでしまえば、ちゃんと人間色々準備を調べるものです。印刷会社も決めて仕様も大体決めました。あとは原稿を終わらすだけです!

絶対に仕上がりを妥協しないと心に決めていたので早めの行動を心がけました!

しかしながら私の周りには同人活動をしている友人はおらず、また私の交友関係が少ないこともあり作業通話は夢のまた夢です。少しばかり寂しいですがこれも楽しい当日のためならえんやこらです。

また原稿を進めていく中で後々、原稿は気合いと根性と愛と熱量さえあればなんとかなると悟ります。特に愛と熱量はめちゃくちゃ大事だと個人的に思いました。


④入稿
今回印刷会社を選ぶにあたり、結構悩みました。
私はもともとこだわりが強いので妥協したくないし、箔押しは絶対したいし、カバーもつけたい、でも超少数部だと割高なのでお値段はできるだけ抑えたいというワガママっぷりを遺憾無く発揮し辿り着いた印刷会社さんはSTAR BOOKSさんです!

正直、STAR BOOKSさんよりお値段が優しい印刷会社さんは他にもあります。ただ、今回私はどうしても箔押しがしたい!!という願望がありましたので箔の種類が豊富でホームページも分かりやすく、そして予算内に収まるSTAR BOOKSさんに決めました。

またSTAR BOOKSさんには毎割という割引きがありまして、最大9000円近く値引きされるのも魅力の一つです。ただ値引きの額が大きければ大きいほど、〆切は早くなりますがそこは自分との戦いです🔥

カバー・表紙・本文の原稿を完成させていざ入稿します!感想としては原稿作るより入稿する方が簡単でした!原稿はwordの設定が難しかったのでだいぶ苦戦しました。



⑤いざ準備!
原稿を作成し、入稿まで済ませました。
ここでいよいよサークル参加の準備に入ります。
主な準備物はこちらです。

●サークルチケット
●頒布物
●お釣り入れ
●お金(100円・500円・1000円)
●値札
●ボールペン・マジックペン
●はさみ・カッター
●養生テープ・マジックテープ・両面テープ
●敷布
●アルコール
●金銭受け渡し用のトレー
●暇つぶし用の本・タブレット
●ゴミ袋
●食料(飲み物・軽食)
●暑さ・寒さ対策グッズ


特にサクチケとお釣りは重要です。
サクチケは言わずもがな、お釣りがないと大変不便ですので必ず用意しておきましょう!

今回私は100円玉と500円玉を多めに持参しました。1000円札は少なめの配分です。

また小説本は少数部といえそれなりのページ数があります。そこそこ重いので自分で会場まで運ぶのはなかなか大変だと思います。そこで宅急便搬入を利用しました。

ちなみに出来上がった本はこんな感じです


⑥イベント当日
うぉー!とうとう当日です!前日なかなか寝付けなくて苦労しました!気分はさながら遠足前の園児!流石に興奮冷めやらぬ感がすごいです!電車の中でも鼻歌を歌いそうな気分です。しかし会場に着くと興奮と共に不安も押し寄せてきます。

「そもそも手に取って頂けるのか??」
「一冊も頒布できなかったらどうしよう」
…等、初参加ならではの不安とか恐れがやってきます。ただ、確かにCOMIC CITYは同人誌等を頒布することが目的のイベントではありますが、頒布することだけに重きを置きすぎると楽しめない可能性があります。

仮に頒布を一番の目的としていたのに一冊も頒布できなかったら、それだけで楽しいイベントの思い出がちょっと苦い思い出に変わる可能性がありますよね。それは個人的に少し勿体ないと思ったので、頒布からは敢えて目を逸らしました。

「イベント自体を楽しもう!」
「手に取ってちょっとだけでも見て貰えたらいいな」

…とこんな感じで視点をずらして考えました。
自分のスペースに到着後は、スペースの設営準備を行い若干ソワソワしながら時が来るのを待ちます。

ちなみに設営完了の様子はこちら


さぁ、そんなこんなしてるうちにとうとうイベントの開始アナウンスがあります。拍手が起こって「いよいよだな…」と意気込む瞬間です。高揚感が胸に満ち溢れてきます。

開場後は沢山の一般参加の方が会場を行き交う様子を机越しに眺めながら、サークル参加の方はこんな感じなんだなぁ…と一人感慨深い気持ちになっていました。とても興味深い感覚でした。

そして結果的には何人かの方に手に取っていただくことができました〜!感無量です!やはり手ずから頒布する時の感動と嬉しさはすごいですね!

「新刊一部下さい」
こう伝えられた時に自然と「あぁ、私今日サークル参加なんだなぁ…」としみじみ感じました。


⑦イベントを終えての感想
まずはお疲れ様でした。そしてめちゃくちゃ楽しかったです。そしてお手に取ってくださった皆様ありがとうございました!最高の思い出になりました!

思い返せば何もかも初めてのことばかりで原稿は大変でしたし、wordの設定に苦戦して徹夜もしたせいで目の下にクマをこさえもしましたが、またサークル参加したい意欲がむくむくと湧いてきています。こうしてオタクはサークル参加の沼にハマるのだなぁ…と感じました(笑)

【最後に】
最初にお伝えした通り長々とした自己満足の備忘録になりましたが、少しでも同人誌即売会の雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいです。読んでいただきありがとうございました🙇🏻‍♂️


おまけ:撤収した際の記念撮影写真です

それではまたどこかで〜👋🏻

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