環境が進化を促す!?超"幼児"的な幼児たち
こんにちは!野生児大発生中の謎のようちえん、おやまのようちえんの酒井です。
何もしてないのに異様に身体能力が高い子たちになったワケ
おやまのよちえんの子たちは異様に身体能力が高いようです。
一時保育も受け入れているので、普段は他の園に通っている子も週1とかで来てくれていて、その子たちもおやまの環境にだいぶ順応しているのですが、筋力、持久力、バランス能力などの身体能力に関してはやはり毎日通っているレギュラーの子は頭ひとつ抜けているように見えます。
この写真は昨日(1月9日)の写真です。
小さな子を持つお母さんや保育士さんや幼稚園の先生ならこの写真のありえん意味不明具合がわかると思います。
この子たちは4歳、5歳、6歳です。
気温は10度ほど。足場は狭いところでは靴ひとつ分くらい。1.2mほど下は滝壺です。すべりやすい濡れた岩場を慎重に進んでいきます。
何がすごいって、この子たち、これを冒険だと思ってないんです!
おもしろい通り道くらいの感覚なんで、めちゃくちゃ普通にやるんですよ。
僕も一切やらせたりやるよう仕向けたりもしてません。
完全に自発的です。
そして何よりすごいのは、この子たち失敗してもくじけないんですよね。
人のせいにすることもないし、能力を超えた無理もしない。
誰かにやらされたことなら失敗してくじけることも、やらせた人のせいにすることも、無茶をすることもあると思うのですが、
おやまのようちえんで起こることは全て自分で選んで好きでやっている”遊び"なので、常にケロッとしている。考え方がじつにさっぱりしていて清々しいのです。
環境が進化を促す!?
カラダは環境に合わせ最適化されている
前の記事でも「適応」について触れましたが
全ては最適化されて無駄なく効率的にできている、と思っています。
なので、生まれ持った個体差・個性は多少あれど、どのような環境に身を置くかでその人がどんなカラダをしているかが決まる、と思っています。(ほぼ確信)
ジムで鍛えたマッチョマンは特別な栄養管理とトレーニングを続けない限り、その肉体美は維持できません。
効率で考えると生活に必要以上の筋肉は必要ないので、カラダは生活に必要な筋肉量まで落とそうとするのです。だから努力して維持する必要があります。
僕は数年前までメガネをかけていました。
でもデスクワーク中心の生活から森での仕事中心になって視力が劇的に回復しました。
ここで大切なのは、視力が良いのが良くて、視力が悪いのが悪いんじゃないってことです。善悪の価値観ではありません。
視力が悪かったのはパソコン仕事中心の生活、30~40cm先に焦点を合わせることで視力は十分だったから、ということです。
ところが、森では10~20m先の子どもたちの様子がはっきり見えなくてはならないので、それに適応した視力にいつの間にかなりました。
ちなみに、声や音でも常に子どもたちの位置や様子を察知してるので、聴覚もめちゃくちゃ良くなりました。
スポーツもしてないけど、重い荷物を背負いつつ子どもを抱っこしながら山を登れる腕と下半身が備わっているので、我ながら良い身体してます。
環境への最適化を逆に利用すると、進化が促せる
カラダも思考も環境に最適化する、という仮説が真実だとすると、進化を促すことができます。
体力も筋力も思考も、ある程度イメージ通りに作り出せます。
そのためには環境=普段の生活を、どうなりたいかから逆算して作り込んでいく必要があります。
ダイエットを例に出すと、痩せたい痩せたいと思いながら、太っていても支障のない日常を送っていては痩せません。太っていたら支障のある日常に変えれば、そのうち必ず痩せます。
僕は子どもたちはありのまま育つことが素晴らしいと思っているので、成長を促すことは普段ありませんが、のびやかにありのままに育つことができる環境を作り続けたいと思ってます。
なので、おやまのようちえんでは何かを強制はしないけど禁止もしません。火も使うし刃物も使うし危ないこともいっぱいします。
そんなんどうやってんの!?と思う人はぜひ見に来てください。マジです。
大阪府高槻市でやってます。
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↓作りかけのホームページですが、ご参考まで。