育休はいつも

育休はいつも、私にとってステップアップの期間でした。

一回目の産休・育休は実家から離れた土地で、
親戚も知り合いもあまりいない中で始まりました。
子育てはお互い様がラクチン、と思っていた私は
そのころ入居したマンションで子育て仲間を繋げることから始めます。
「子育て中の皆さん集まりましょう!」
と書いたチラシを各戸ポストにポストイン。
100枚以上入れたのにきた返信は1通。
子連れのお母さんは結構な数いるはずなのに、ヘコム…
それでもお知らせした日時に集合場所に行くと20組くらいの親子が!

なんだー、みんな集まりたいと思ってるんじゃーん!

週1くらいでイベントをして、楽しいマンションライフが始まりました。
そして私は職場復帰。ここでも、このコミュニティが力を発揮。
休日に遊びに行かせてもらったり、体調を崩して預かってもらったり。
この仲間がなければ仕事を続けていられなかったかもしれません。
ただ、この1回目の育休。一つ心残りがありました。
時間を有効に使ったら、もっともっと
いろいろなことができたし学べたのではないか。
何となくテレビを見てしまった時間は何だったんだろう。
次の育休があれば、今度は「何か残そう」と誓ったのでした。




二回目の産休・育休は、前回の反省を受けて資格受験を決めていました。
助産院での出産入院にも参考書と問題集を持ち込み、
上の子が保育園に行っている間は抱っこしながら受験勉強。
ご飯をつくりながらもせっせと暗記。
独身時代に家事をせずに勉強できた頃はなんて有難かったんだろう。
そして二人目の動きが激しくなって、
集中して勉強するのが難しくなったころ。
試験本番!無事合格。
試験範囲が重なっている試験をもう一つ受けて、
すっきりと育休を終えました。

そして三回目の産休・育休。
二回目と三回目の間に、主人の仕事の都合で転居していました。
この育休では簿記3級から始めて1級までとること、
かつ地域コミュニティを蓄積することを目標に。
ところが思惑違い。2級にすんなり受からず、ずれこんでしまいます。
1級までとっていたら育休が終わっちゃうなと思い、
2級までで諦めて地域活動へ軸足を切ります。
それまで学童に行っていた我が家の小学生と、そのお友達と一緒に
放課後のワークショップをすることにしました。

この時目標にしていたこと。
学ぶことは楽しい、を子どもたちと共有する。
学校では習わないかもしれないけれど生きていくのに大切なことを学ぶ。
お母さんたちの力を生かして、報酬も払う。

この目標はずっと変わらず、すでに地域に存在している力を
子どもたちの成長へつなげたいと思っています。
そしてここから、小学校に「かっこいい大人」を呼ぶ活動へつながっていきます。




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