見出し画像

私がヘアドネーションをする理由

先日、2年伸ばした髪をバッサリ切って来ました。

夫子のいる身ですから、失恋とかではありませんよ。
(こう言う昭和の文脈ももう無くしたいものですね、自分で言っておきながらなんですが)

6年前から、2年伸ばして切る、2年伸ばして切る、というサイクルでヘアドネーションをしています。

※ヘアドネーションとは?
病気や怪我などで脱毛など頭髪に悩みを持つ子供たちに医療用人毛ウィッグを提供する団体への頭髪の寄付

7年ほど前に友人がFacebookでシェアしていたことをきっかけに始めて、今年で3回目です。

毎回35〜40cmほどの髪を寄付していますが、カットした後坊主頭にする訳ではないので、地毛をおかしくない程度に残してカットしての35〜40cmなので、大体65cm前後まで伸ばしてからカットしています。

私、髪が伸びるのが早いんです。

昔から毛量が多く、太く、黒く、固いので、美容師泣かせで、カラーは入りにくいし、パーマはかからないしで、本当に悩みのタネで…

雑誌で見た素敵なヘアスタイルにしようと、わざわざその雑誌に掲載された店舗に予約をしてお願いしても思い通りのスタイルになった事がないんです。

手先の不器用さもあって、カーラーを巻いたり、便利グッズを使ってまとめ髪にしたり、色々挑戦しましたが、どうも上手くいきません…
量が多過ぎて手に負えなかったり、重過ぎてすぐに崩れてしまうのです…

その結果、結婚後の妊娠・出産のタイミングから髪にあまりお金をかけなくなりました。
ボブやセミロングにして髪が顔にかかるとアレルギーで顔が痒くなったり目が痒くなったりすることもあり、必然的にいつもロングで邪魔にならないように引っ詰めて結っています。
そう、まさにプロフィールの写真の通りですね。
(今は切ったばかりなのでショートボブですが)

こう言う髪型に慣れてしまうと、視界に髪が入るのが本当にストレスで。
1本1本が太くて黒いから抜けた髪も目立って汚らしいし、排水口はすぐに詰まるし、掃除機の口にもぐっちゃぐちゃに絡まるし自分の頭髪に対してポジティブな感情を持てるはずもなく、すぐに伸びるので伸ばした頭髪に対する執着もなく…

ポジティブな感情どころか、むしろ忌々しくゴミにしかならない私の髪で、「誰かが笑顔になれるのであれば、そんな素晴らしい事はない」と思って6年前から2年毎に寄付しています。

カラーもパーマもしていないし、固くて太いため加工処理もしやすいだろうし、白髪もないので、子供のウィッグとしても十分使ってもらえるのではないかと思っています。

では、実際にどのような手順でヘアドネーションを行うのかご紹介します。

①ヘアドネーションを受付ている団体を探します。(いくつかあります)
②その団体と提携しているお近くのヘアサロンを探して、「ヘアドネーション希望」と伝えて予約します。
③当日、ヘアサロンへ行きカットしてもらい、サロン毎の通常のカット料金を支払って終了。

カットした頭髪は提携サロンでまとめて団体へ発送してくれるので、自分でやることはサロンの予約のみ。
何の手間もかかりません。

もし「髪を寄付するのだからタダでカットしてもらえないの?」と思われる方は、カットモデルに応募して下さい。
サロン側にもそれなりの手間がかかるので、そう言ったお考えの方とヘアドネーションの趣旨は相入れないと思います。


before

after

ヘアドネーションをする際は、団体毎に提携ヘアサロンがあるので、検索してお近くの提携サロンでカットしてもらうと手間がなく寄付が出来ます。
カラーやパーマをしていても受付可能なので、そろそろ髪を切りたいなと思われている方は是非ご検討下さいませ。

私が寄付している団体は↓コチラです。

さて、髪を切ったことによるストレスもそれなりにあるのですが、メリットも色々あるのでそれはそれとして我慢しています。

メリット
・肩こり軽減
・シャンプーコンディショナーの使用量が激減
・頭皮の負担軽減
・ヘアドライの時短

デメリット
・視界に髪が入って視野が狭まる
・顔が痒くなる(アレルギーなので)
・目が痒くなる(アレルギーなので)

が挙げられます。
特に「頭皮の負担軽減」は大変重要です。
さすがに人生も折り返し付近になってくると、白髪はなくても部分的に薄くなって来ます…

一時期流行った「斎藤さん」みたい、と言われてかなりショックを受けたことも書き添えておきたいと思います。


自分にとってあまり価値のないものが、誰かの役に立つのであれば喜んで協力したいと思います。

ほぼ同じ理由で、献血もしていました(現在は服薬中のため自粛)し、臓器提供カードも全てに◯を付けて定期入れに入れて持ち歩いています。

事故なのか病気なのかで亡くなれば、献体(医大や医療機関への解剖実習教材として提供すること)に使って頂きたいとも思っています。
ただ、臓器提供や献体登録は、家族が反対するのであればしなくてもいいとも思っています。
こう言ったこと(自分が亡くなった後のこと)は、自分では分からない感覚なので。

大学生だった20歳頃から、定期的な献血と骨髄バンク、アイバンク、腎バンクにも登録しています。
骨髄バンクは結婚前に提供依頼が来たのですが、ちょっとした持病があり当時結婚前の夫がとてもリスクを心配したので、残念ながらお断りし、出産後は子供たちが成人するまで登録を休止にしてもらっています。

ヘアドネーションも献血や各種バンクへの登録、どちらも理由は同じ。
遺体になってしまえば焼いてしまうだけですし、失明したら角膜なんて持っていても無用の長物です。なので、その前に誰かの役に立てるなら本望です。ただ、それだけ。

特に意識の高い理由とかは無いんです。

強いて言えば「もったいない」ってことでしょうかね、筋金入りの貧乏性です。


もし、これをご覧下さって、いずれかにご興味を持たれた方がいらっしゃいましたらご検討頂けましたら幸いです。
臓器提供などは、ご家族のお気持ちもあり、特におすすめは致しません。

いいなと思ったら応援しよう!

古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!