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愛があるから皮をむくのか、皮をむくのが愛なのか
果物が好きです。
嫌いな方もいると思いますが、そんなに多くはないのではないかと思います。
ただ、皮をむくのが面倒だから皮をむかずに食べられる果物や、手で簡単に皮がむける果物を好んで食べている方も多いのでは?
少し前まで、私もそうでした。
特に温州蜜柑以外の薄皮をむいて食べるような大型の柑橘類などは面倒でわざわざ買ってまで食べませんでしたが、SNSで大学の恩師と、その恩師とは全く接点のない息子の友達の保護者の方が、「果物の中で1番美味しいと思うのは土佐文旦」とほぼ同じタイミングで投稿しており、え?そんなに美味しいの?と思って食べてみたら、すっかりハマってしまい、薄皮をむいて食べる大型柑橘類が大好きになりました。
特に土佐文旦は果肉がしっかりしており、きれいにむけるのが最高に楽しいのです!
もちろん、香り、味、食感ともなんで今までこんなに美味しい果物を食べなかったのか!と後悔するレベルに美味しいのです。
そんな訳で、まもなく土佐文旦が出回る季節なので、今か今かとソワソワしている次第です。
土佐文旦をはじめ、八朔、デコポン(不知火)、グレープフルーツ、伊予柑…
特にグレープフルーツは夏場の柑橘端境期にも流通しているのでとても助かります。
紅白のグレープフルーツの皮を丁寧にむいて、アルコールを飛ばした白ワインに砂糖を入れたシロップに半日漬けると、美味しいデザートになります。
きれいに薄皮をむいたものを器に恭しく盛り付けてから食べる。
「あぁ、丁寧な暮らしをしている私」と、日々の雑さを棚に上げた自己満足の1人時間、時には娘と一緒の2人時間を満喫しています。
癒しの時間です。
果物の皮をむきながら、都度食べる派と全部むき終わってから最後に食べる派がいると思いますが、私は後者です。
それからもう一つ、皮をきれいにむいて食べるのが好きな果物がありまして、巨峰やピオーネなどの大粒で紫のぶどうです。
一瞬渋皮煮に見えた方もいらっしゃるかもしれませんが、これはピオーネです。
この写真を投稿したところ、「ぶどうの皮をむいて食べると言う発想がありませんでした」とのコメントを頂き、こちらこそ、ぶどうを皮ごと食べられるようになったのは最近だと思っていたのに、むいていることを驚かれるとは思いもしませんでした。
そして、ここで注目して頂きたいのは、この色です。ぶどうの簡単なむき方(爪楊枝を使う方法)や便利グッズを使うと、皮に身が残った状態でむく事になるので、巨峰やピオーネをむいてもこの色にはならず、中の黄緑色が出て来るのです。
なんともったいない…
ぶどうの皮を丁寧に丁寧に外側だけをむくと、このような紫色になるのです。
ピオーネや巨峰は、このむき方がベストです。(個人の感想です)
指先にぶどうの紫色が入り込みますが、ぶどうの美味しさを思えば手の汚れなど気になりません。洗えば良いのです。
その他に丁寧に皮をむいて食べるのが好きな果物は、マンゴーです。
マンゴーと言えば、種をのぞいてカットした実に井桁の切込みを入れて皮を返してスプーンですくって食べるのが一般的ですが、この方法ですと皮に果実が残るので、ナイフでむいてからカットするのがおすすめです。
マンゴーも丁寧に皮をむいて、山盛りにしておいてからゆっくり食べるのが至福の時です。
もちろん、桃も同様です。
ちなみに、私の好きな果物ランキングは
1、いちご
2、マンゴー
3、土佐文旦
4、ピオーネ・巨峰
5、桃
です。
あれだけ柑橘を推しておきながら。
この後に柑橘類が続くんですよ!ホントに!
本当は桃とピオーネ・巨峰を逆にしたいのですが、桃は当たり外れが大きいのでランクダウンしました。
旬の果物は、丁寧に皮をむいて、より一層美味しく召し上がって下さい!
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![古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/1744552/profile_87009e1565de117ba34797c7a970967e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)