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新大久保〜新宿カレー買い廻り&食べ比べがめっちゃ美味しくて楽しかった

先日のこと。

食に貪欲な友人(山活における山先輩)がインドカレーに凝っており、曰く

「正解がわからない」

とのこと。

それなら正解を探しに行こうじゃありませんか!

と、辛いもの好きな友人(山活におけるカルガモ1号)にも声をかけて、あーでもない、こーでもない、と行きたいお店と行けるお店(場所や定休日的な関係で)、買い廻る順番とどこで食べるか?を相談し、迎えたこの日。

安定の猛暑ですわ…

いやいや、猛暑こそカレーを美味しく食べる最高のスパイスですよと言わんばかりに我々は新大久保駅に降り立ち、いつも通りハラール食材店「アンビカショップ」で合流した。

案の定アンビカショップでも、あーでもない、こーでもない、と色んな食材を物色しつつ買い物をして、一軒目のカレー店へ向かった。

先輩がカレー巡りのルートまで調べてくれた、ありがたやー

ソルティーカジャガル

外観を撮り忘れたためメニューのみ

一軒目は、まずフラリと立ち寄ることは絶対に無さそうなお店。

店名がどこで切れるのかビタイチわからない。
雑居ビルの2階にあって、しかもドアを開けると雑貨屋?食材店?のような食材や食器が並んでいて、飲食店に無くてはならないテーブルが無い…

え、ここであってる?大丈夫?

と我々はジャングルの奥地へ足を踏み入れたような戸惑いを隠そうと思っても全く隠し切れず店内へと分け入った。

店内に入ってみると、右側に食材や雑貨の並ぶ棚や冷凍ケース、左側にレジカウンター兼事務作業スペースがあるようで、その奥に飲食スペースがあった。(ホッとした)

まず一軒目からしてなかなかの面白さである。

先輩と相談して、数店舗巡るため一店あたり2種、出来れば1種はマトン縛りにすれば違いがわかりやすいのでは?との合意が得られたので、ここではマトンとベジタブルのルーのみを持ち帰りで購入。

マトンとベジタブル

メニューにはセットしか載っていないが、聞いたらルーだけにしてくれた。
気のいい店員さんである。
しかも、カレーは2種しか買っていないのに3人全員に水も出してくれて、カウンター周辺に待っている間に座れる場所を用意してくれて、自分が使っていた団扇までくれた。

ホスピタリティ…

サルシーナハラールフーズ

サルシーナハラールフーズ

インドカレーの正解を探しに来たはずが、なぜかバングラデシュ料理に…

うんうん、近隣国の料理も知らないと比べられないよね!

こちらも店内に入ると入口付近にはバスマティライスなどの食材を販売しており、店内奥に飲食スペースがあるタイプだった。

メニューを見てもなんだか想像出来ない

かろうじてわかるのがビリヤニだけ…

ジョルとかコシャとかカラブナとか謎過ぎるんだが、まずはマトン縛りなのでマトンをチョイス。
もう1種はシカも気になったが、アヒルに決まった。

マトンとアヒル

持ち帰りと言ったが、席に通してくれてしばし待つことに。待っていると、またもやカレーを2人分しか頼んでいないのにペットボトルの水を3本出してくれた。

え、これもらっていいの?!

と動揺を隠せずにいたが、この後カレーを食べる時のためにありがたく頂戴した。

ここではメニューの言葉がそもそもわからなかったため、メニューボードから2種選んだら、それぞれガッツリバスマティライスが付いてきた。

一軒目ではルーだけ買ったので、この後行く店でもルーだけ買うことにすればちょうどいいか、と毎度ながらポジティブなメンバーで何をしても楽しい。

コチンニヴァース

コチンニヴァース

コチラは私でも店名を聞いたことがある有名店。

…だがしかし、外観は昭和の喫茶店か居酒屋の居抜きだろ…みたいでビックリした。

しかもめっちゃ住宅街のど真ん中よ…
知らない人は絶対来ないような場所にあったよ…

ここまでで初めてメニューが本!

まずはマトン縛りのジーラマトン、それからまだ魚が無いねぇとエメラルドフィッシュカレーをチョイス。

ジーラマトンとエメラルドフィッシュカレー

ジーラはまだしも、エメラルドはフィッシュにかかるのか、はたまたカレーにかかるのか。

そもそもそんなによく分かっていないので、まぁいいか。

ここまで来ると、だいぶ新宿に近付いて来ました!
最後の店に行く少し手前に、今日のお宿ならぬダイニング(レンタルスペース)がありまして。

荷物重いから、まずは置いてから買いに行こう!と暑さと空腹で判断力も朧げだった私達だが、そこは即断だった。

インド料理ムット

インド料理ムット

今回の買い廻り&食べ比べの本来の趣旨は「インドカレーの正解を探す旅」だったはずであるが、最後の最後でようやく王道のインド料理店に到達。

やはり必然…?
まずはマトン縛りでマトンカレー、そう言えばサンバルがなかったよね、サンバルをチョイス。

さらに事前に検索王であるカルガモ1号がカードライス(ヨーグルトと炊いたバスマティライス)なるものを調べていて、おもしろそうだったのでそれも購入。

冷たいチャイ

待っている間、席に通されなんとチャイを出してくれた。
冷え冷えのアイスチャイ、何よりのご馳走でした。ありがたやー

カードライスを頼んだらサンバルが付いて来た

この日は日曜で他にも行きたいお店があったが店休日とのことで、4店舗8種のカレーと2種のライス、そして12種のインドスイーツ(!)が一堂に揃ったのであった。

宴の始まり

ココナッツジュースで乾杯

先輩が最終目的地からすぐのレンタルスペースを抑えてくれていたおかげで、疲労困憊の我々もすぐに宴の準備に取り掛かることが出来た。

さすが仕事が出来る人間は違う。

謎のスープも付いてた

圧巻である。
カレー8種のはずだがなんか多い…
どうやらスープが付いていたらしい…なるほど。

材料に馴染みが無さすぎて何が入ってるのか皆目見当がつかないのがまた面白いよね。

カレーはもちろんどれも美味しくて、エメラルドフィッシュもめっちゃ美味しかったし、マトン縛りかなり正解でマトン使ってても全部全然違って美味しくてもう美味しかった記憶しかない。

サルシーナでカレーに付いて来たバスマティライスも、ムットのカードライスもめっちゃ美味しかった!!!

そう言えばバスマティライスはうるち米よりも若干糖質が少ないらしく、ビリヤニダイエットなるダイエットをしてる人がいた。

しかし、あんな美味しいものでダイエットするだなんてよく食べ過ぎずにいられるものだ。

そして、実は、集合場所であるアンビカショップで我々は飲み物(ココナッツ、グァバ、マンゴージュース)とデザートにインドスイーツを買っていたのだ。
我々の抜け目のなさには定評がある。

しかも夢の

「全部一個ずつ下さい」

をやったのである。
世界一甘いと言われるインドスイーツで!

バラ売りスイーツ全部乗せ

ショーケースの写真を撮り忘れたので、どれがなんだか皆目見当がつかない…

唯一、左上の丸い濃淡の揚げドーナツみたいなヤツは世界一甘いお菓子との呼び声高いグラブジャムンであることだけは分かっている。

1人分はこのくらい

まぁとにかく全部めっちゃ甘くて、甘くて、甘いんですよ。揚げた甘いココナッツか揚げた甘い小麦粉か、みたいな。
(インドスイーツに対する解像度が低いため、失礼なことを言っている自覚はある、申し訳ない…)

私はたいがいの甘いものは好きなんですが、これはちょっと甘過ぎてエスプレッソくらい苦いコーヒーがあってもちょっとキツいです…ごめん…

果たして正解は…?

さて、この日の目的

「インドカレーの正解を知りたい」

…は、果たして知ることが出来たのか…?
お察しの通り

「なんの成果も得られませんでした!!!!」
(正解に関しては)

いや、インドカレーの正解、超難問ですわ。
そもそも王道のインドカレーじゃないカレーばっかり食べてたし。

とは言え、どこの国でもカレーは美味しい!

以上!
現場からお送り致しました。

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古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!