熟れ過ぎた桃に、もし手を加えるのならば:桃の冷製パスタ
美味しい果物は、そのまま食べるのが1番!
なのですが。
たくさん頂いたり、タイミングを逃してしまったり、お得な見切り品を見つけた時などにお試し頂きたい桃の冷製パスタをご紹介致します。
この桃のパスタ、あるお店で食べて猛烈に感動したものにインスパイアされて作りました。
再現と呼ぶにはおこがましいのでインスパイア止まりとさせて頂きます。
そもそも桃ってちょっとお高いし、そのまま食べるのが1番美味しいし、でも当たり外れすごく大きくて難しい…
と言うちょっとハードル高い果物なんですよね…
あと、そもそも果物を塩分と合わせることに抵抗ある人も多いですしね…
それでも、旬の桃を楽しむ選択肢の一つになりましたら幸いです。
では、早速作ってみましょう!
【材料】(2人分)
・カッペリーニ … 160〜180g
・桃 … 1個
・トマト … 大きめ1個
・オリーブオイル … 大さじ2〜2.5
・ミント … 1枝
・塩 … 小さじ1/3〜1/2
【作り方】
1、トマトはヘタを取り、横半分に切ってティースプーンで種の部分を取りボウルに乗せたザルで水分と固形分を分けます
だいたい大さじ2〜3くらいのトマト果汁が取れます
なるべく果肉を潰さないように液体だけをザルで分けます。
トマトが小さくて果汁が足りないようであれば、果肉にひとつまみの塩を振ると水分が出て来るので少し待ちます。
2、パスタを茹でるお湯を沸かします。
2Lくらい入るお鍋が良いですね。
3、桃を縦半分に割り、皮をむいて熟れ過ぎで果肉の色が変わっている部分を中心に半分取り分けます。無ければ半割した半分をソース用、半分を具用に分けておきます。
4、カッペリーニを茹でます。表示通りに茹でて水でしめ、ザルにあげて冷蔵庫で冷やしておきましょう。
5、果汁を取ったトマトを取り出しておき、ザルにソース用の桃を入れて裏ごします。
トマト果汁と桃のピュレで120〜140mlくらいあれば大丈夫です。
6、トマト果汁と桃のピュレにオリーブオイルと塩を入れて、とろっとするまで良く混ぜ、冷凍庫に3分ほど入れて冷やします。
7、冷蔵庫で冷やしておいたパスタを入れてよく混ぜ、味見をして塩で味を整えます。
8、具用に分けておいた桃をスライスして、パスタと一緒に盛り付けてミントの葉を散らして完成です。
【ポイント】
・桃の果肉が追熟しても柔らかくならないものは向いていません。
・しっかり甘さのある柔らかい桃がおすすめです。
・トマトの果肉は使わず果汁だけを使います。
・オリーブオイルは味がピリピリと尖っていないものが良いと思います。
・ミントは散らさずにソースに馴染ませて香りを移すだけにするとより美味しいです。香りを移した後のミントは取り除きます。
◇残ったトマトの果肉の使い途
ここでお気付きかとは思いますが、なんとトマトの果肉を使っていません!
通常の私のレシピではあり得ない事なんですが、トマトの果肉がまるっと残りますので、お好きな方はそのまま召し上がって頂ければ良いのですが、よろしければトマトのマリネを作ってみて下さい。
トマトのマリネ
【材料】
・残ったトマト果肉 … 大きめ1個分
・オリーブオイル … 大さじ1
・バルサミコ酢 … 小さじ1
・はちみつ … 小さじ1/2
【作り方】
1、ジップ袋に材料を全て入れ、軽く振ってから空気を抜いてジップを閉め、冷蔵庫で食べる直前まで味をなじませる
2、盛り付けて出来上がり
【ポイント】
・バルサミコ酢がなければ黒酢や普通のお酢でもOKです。
・あれば1.5cm角に切ったクリームチーズをお好みで和えるとなお美味しいです。
・バジルがあればよく合いますので盛り付ける時に散らすと良いですね。ドライバジルならジップ袋に入れて風味付けするといいです。
・はちみつは入れなくても良いのですが、私は入れた方が好きです。トマトに合います。
桃のパスタとトマトのマリネ、ぜひセットでお試し下さいね!