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親子で防災 〜五感を研ぎ澄まして命を守る〜

ご縁あって、台東区生涯学習課ラーニングスクエアの第3期で「親子で防災〜五感を研ぎ澄まして命を守る〜」5回連続講座の1〜3回までの講師を担当させて頂くことになり、今日はその第1回講座でした。

この講座は、もともと一般社団法人遊心さんが区の担当者からの依頼で企画したものですが、私が「親子ピクニックで防災を考えよう」と言うイベントを開催している事からお声かけ下さり、実現しました。

遊心さんには、子供達が小さい頃からお世話になっているので、こう言った形で一緒に講座を持てるのはとてもありがたく、嬉しく思っています。

第1回目なので、まずは講座全体を通した約束事とラーニングスクエアの趣旨説明があり、本日のカリキュラムに入ります。

まずはウォーミングアップを兼ねて、身守り行動についてお話ししてから、子供達と保護者それぞれどのような体勢をとって身を守るのか、子供を守るのか、練習して頂きました。

次は、実際に五感を働かせてみよう!と言う事で、まずは聴覚を研ぎ澄ます練習です。
タオルで目隠して保護者の方の声を頼りに部屋の中で探し当てます。
たまたま環境がかなり静かな部屋でしたが、名前を呼ばずに「ここだよ」「こっちこっち」の声だけで探すのは保護者の方も手こずっていました。

次は視覚をしっかり使う練習です。
部屋の中を見回して、「地震が起きたら危ない場所、物」、「火災の時に危険な場所、物」などを子供達に探して発表してもらいました。
保育園や幼稚園で防災訓練をしている成果が出ていて素晴らしかったです。

会場内を少し移動して、「廊下にいる時に地震が起きたらどこが安全?」と聞いたり、階段で避難する時の注意事項をお話しして、実際に非常口から避難する練習をして頂きました。

ちょうど会場にAEDがあったので、それについてもお話ししました。出来れば小児救急救命講座を受講しておく事もおすすめしました。私は自分が以前参加した時に、あの人形がもし本当に我が子だったら、と思うだけで涙が溢れて何も出来ませんでした。
さすがにもう2人とも10歳を超えたので、今はもう少し何かしらかは出来ると思いますが、本当に人命にもしもの事がある場面では自分はポンコツ過ぎる事がわかったので、自分が命に向き合うよりも、向き合える人を探したり、通報したり、他に出来る事を全力でやろうと思いました。そう言う気付きがあることもあるので、救急救命講座の受講はおすすめです。

保護者の方は、園で防災訓練をしている事は知っていても、家や外出先でもしもの場合にどうやって我が子と自分を守ったら良いのか、具体的にどのような行動や備えが出来るのか、と言う事までは自分で調べなければ分からないので、講座内容にはご満足頂けたのではないかと思います。

初回としては、良いスタートになったと思います。
残りの回も実践的な内容ですので、楽しく学んで頂ければ幸いです。

次回は、備蓄と防災食です。
どうぞお楽しみに!

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古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!