生わかめが出回り始めたらこちらも是非!:生めかぶ丼
生わかめが出回っているのなら、時を同じくして出回るのが、そう!めかぶです!!
自然の造形美とはこのことかと思う見事なフリル。
どうしてこんなヒラヒラフリルの摩訶不思議な形状になったのか、神秘的です。
めかぶは、前回ご紹介したわかめの下にある生殖細胞が集まった部分で、岩などに張り付いて根を張った上にあり、めかぶの上にわかめが伸びてゆらゆらと海中を揺蕩っているわけです。
生めかぶも前回の生わかめ同様に水洗いしてからキッチンバサミで茎を外して、食べやすく刻み、サッと湯通しして、鮮やかな緑色に変わったら出来上がりです。
かなりぬめりがあるので、清潔な軍手などを使われると作業しやすいです。
フードプロセッサーをお持ちの方はガーッとされると簡単です。この状態をとろろめかぶと呼ぶそうです。
めかぶのぬめりは、もずくと同じフコイダンやアルギン酸などの水溶性食物繊維ですのでこのぬめりは洗い流さず美味しく頂きましょう。
市販のめかぶ同様にぽん酢や三杯酢で召し上がるのも美味しいのですが、これまた絶対に召し上がって頂きたいのが生めかぶ丼です!
食感、風味、色、ぬめり、どれも段違いに美味しいです!!
炊き立てほかほかのご飯におかか佃煮、刻んだめかぶ、卵黄を落として、これでもか!とグッチャグチャに混ぜてから召し上がれ!
お好みで、めかぶにぽん酢やめんつゆ少々を入れて混ぜておいてもOKです。
おかか佃煮がない場合はめかぶにめんつゆなどを混ぜて味をつけておくと良いでしょう。
ネバネバ好きの方は、ここに納豆、オクラ、長芋などのネバネバ食材を足しても良いと思います。
ただ、生めかぶはこの時期しか出回らないので、一度はめかぶだけのめかぶ丼を召し上がってみて欲しいです。
もずくの天ぷらが美味しいので、めかぶも天ぷらにしてみようかと画策していますが、まだ実現出来ておりません。
生わかめや生めかぶはご家庭ではなかなか手に入らないかもしれませんが、魚介に力を入れてらっしゃる居酒屋さんなどでは日替りメニューやオススメで出ているかもしれませんね。
季節の味覚を楽しんで下さい!