いきなり始まった父子家庭生活。当時私は27,8歳くらいだったでしょうか。育児書についてはマンガやエッセイぐらいしか読んだことが無いノーガード、ノー知識の状態。理解を越えて、途方に暮れる事さえできませんでした。 息子は2歳真っ盛り。世間でいう魔の2歳児ですな。そんなノーガード親父に対して、息子は容赦しませんでした。 何でも壊す もう何でもいっちゃいます。携帯の充電コード切断から始まり、金魚の水槽に自分のお気に入りのタオルケットを突っ込んだり、DVDを割ったり、挙句の果て
息子が2歳の時に母親は蒸発しました。 そもそも彼女と私(タツノ)との出会いは夜の飲み屋でして。長い事夜の蝶をやっていた彼女に簡単に惚れてしまう駄目男っぷり。でもそれは逆を言えば彼女も駄目男な私のせいで苦労も多くしたんだろうと思います。籍は入れずに同棲だけ。妊娠出産期含め、3年ほど一緒に住んでいたでしょうか。残念ながら、当時の彼女との事は脳の片隅にポイしてしまっているので、そこまで鮮明に思い出す事が出来ませんが。 いつしか私と彼女の間には隙間が出来ておりまして。彼女が夜の蝶
皆さんお初にお目にかかります。タツノと申します。「タツノオトシゴ」のタツノ。と覚えていただければ。 なんでもタツノオトシゴは、父親が出産&育児をするらしいとの事。オスの腹部の「育児嚢」という器官に、メスが直接卵を注ぎ込むらしいのです。(詳しくはナショジオの記事でもご参照くださいませ→https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062900243/) 手前味噌ではございますが、当方も恥ずかしながら父子家庭でして。ええ、人間のオスが高