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hoho8888
子供は心清らかだ!純粋すぎる!という思想に対する違和感
子供の心が清らかすぎる~!と純粋さを謳う記事を見つけました。
======概要======
子供が沢山のぬいぐるみを集めていました。
その母親が掃除のときに
「邪魔だなー」
と思い、そのぬいぐるみを手に取りポーンと部屋の端に投げました。
するとその子供が
「そんな持ち方したら痛くて可哀そうだよ。ママも急に頭を掴まれたら嫌でしょ?お友達(ぬいぐるみ)だって一緒だよ」
と言い返しました。その純粋な子供の心を垣間見て、心打たれる母親でした。
=====概要終わり====
申し訳ありません、この記事に違和感を抱きました。
私の知り合い(30代後半)にもぬいぐるみを収集する方がいらっしゃいます(自分自身がHSPだと自覚されています)。
この記事と全く同じように、それぞれのぬいぐるみを「お友達」として扱い、それぞれのぬいぐるみの思い出を大事にされています。
しかし、その方は或る飲食店の店長です。
ある日、無断欠勤するバイトを呼び出したところ
「18歳で子供を産み、離婚し、生活費に苦しい。子供中心の生活なので、どうしても無断欠勤も出てきてしまう」
と泣きわめき、修羅場となりました。そのような状況でも、情に流されず、そのバイトにクビを宣告しました。
また、責任問題が浮上するとをすぐに雲隠れし、部下に責任をなすり付けようとする上司の横暴に我慢ならず、上司の上司である部長に
「○○さんが仕事をしない。どうにかして欲しい」
と直談判しました。
しっかりと大人社会に「もまれて」います。
この方に対しても
「子供のように純粋で清らかな心を持っているね!」
と(誉め言葉のように?)面と向かって堂々と言えるものなのでしょうか?
眉をひそめたあと、
「で、何が言いたいの?」
とイライラする姿が、私には容易に想像できます。汗。