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スマホゲームはやめられない。甘い石、飴の如し。

「よく出来た仕組みだよ、全く。」

何事にも理由がある。
私たちは足掻いても抜け出せない。
げに恐ろしきは自覚なき自分自身。

さて。
今回は、以前書いたこちらのnote

の続き、というか成り行きで書いていく。

「明日になれば〜」でも触れたが、私は
重度のゲーム依存症である。

やるべきこと(課題、事務作業など)が
沢山あるのに、ゲームを遊んでしまう。
丸一日、ゲームだけで消費してしまうこと
なんてざらにあった。
やはり重症である。控えめに言ってヤバイ。

こうした依存状態を生み出す1つの要因が
スマホゲームのシステムそのものにある。
これが実に巧妙で、秀逸なのだ。

今回はそのシステムの特徴を列挙し、何故
それらがユーザーを「縛る」のか、説明
していきたい。

ちょっぴり分量が増えそうなので、簡潔に
まとめられるよう努力する。
読みたい箇所だけ、読んでもらっても良い。

「課金制」と「コンコルド効果」

インストールや基本プレイが完全無料な
一方で、「課金制」を採用しているスマホ
ゲームは少なくない。

手っ取り早く強くなりたいユーザーは、この
システムに則り、お金を支払い、アイテムや
サービスの恩恵を受ける。
夢中な人ほど、かける金額は大きくなる。

さて。
熱が冷め、もうやめようかと思ったその時に
ふと思い出す。

一体、いくら注ぎ込んだっけ…?
そして立ち止まる。

これだけお金をかけたんだ。
やはり勿体無い。まだ続けようじゃないか。
やめるのはいつでもできる。大丈夫。


このように、いわゆる「コンコルド効果」
により、やめ時を失い続ける。
「課金」とは、甘美な奈落である。

クセになる「思考ゼロ」作業。

「手軽さ」はスマホゲームのウリ。
ゲーム性もシンプルなものが多い。
パズル、シューティング、謎解き、etc…

故に、「何気なく、ボーッと」遊べる。
次第にそれが、「クセ」になっていく。

禁煙中の人の「口が寂しい」同様に、スマホ
ゲームをしていないと「指が寂しい」感覚に
襲われる。

落ち着かないから。特に目的は無いけど。
無思考な作業を「摂取」するようになる。

お酒やタバコと違って、健康を害さない。
「やめる」発想には、至らない。

遊んでいる?遊ばれている?

スマホゲームが作られる理由はただ1つ。
「企業が利益を得るため」である。商売だ。

その上で、企業は一度掴んだユーザーを
手放したくない。
多くの人に継続して遊んでもらうことが、
利益増につながる。

そこで、手を替え品を替え、矢継ぎ早に
策を弄する。

「キャンペーン実施!」「期間限定!」
「人気作品とコラボ!」「必ずもらえる!」

今週はコレ、来週はアレ、再来週は…?
ユーザーは新しいコンテンツを歓迎し、
純粋に楽しむ。楽しみ続ける。永遠に。

それは自分の意思か、誰かの思惑か。
果たして…

最後に。まともなら振り切れない。

ここまで3つほど、特徴を挙げて説明してきた
訳だが…
お分かり頂けただろうか。

スマホゲームはしっかりと「やめられない」
ように設計されている。

冷静になっても、理屈で考えても、中々
ゲームをやめる発想に至らぬよう、沢山の
工夫がなされている。

ならば、どうやって「ゲーム離れ」するか?
ユーザー自身が、行動を変える他ない。
その方法論に関しては、また別の記事で。

それでは、また。

《続きはこちら》

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