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スーパーティーチャー 熱血格闘   宇宙最強ドニー・イェンが演じる熱血教師!

かんたんなあらすじ
問題児が集まる高校のクラスにドニー・イェン演じるチャン・ハップが教師としてやってくる。
学校は進学率も入学率も低く補助金が打ち切られれば廃校寸前の状態だ
校長は教師経験のないドニーに難色を示すが彼が渡した紹介状を見て態度を変える。そして学校一の問題児のクラスを受け持つことになる。
生徒たちは皆、問題を抱えていて、チャン先生が生徒とその家族と向き合い解決していく。
やがて生徒はチャン先生への信頼していき学校のムードも変化していく。冷ややかだった同僚たちも次第にチャンの影響を受けていくのだった。
だがある生徒のトラブルに巻き込まれたのがきっかけで、チャン自身の過去と向き合っていくことになる。

映画「スーパーティーチャー 熱血格闘」
世界的にも有名なアクションスター宇宙最強の男ドニー・イェン主演のダメ生徒たちに真摯な教師が変わった方法で立ち直らせていくのは日本のドラマや漫画にもある題材です。
監督のキャリアは不明ですが映像がアメリカ映画っぽいです。シーンのつながりとか流れとか。あと音楽もいいです。
ストーリー的ぬは、日本のドラマや漫画にありそうですが、アクション監督として参加している谷垣健治さんは日本の方なので、何かしらの意見交換があったのかもしれません。

ちなみに谷垣さんは、キャリアは香港映画のスタントマンからスタートし、ドニー・イェンさんともドニー主演の連続ドラマのスタントマンとして参加して以来、ドニーさんとは近しい間柄の人です。

話はそれましたが、先にも述べたとおり日本人にも馴染みのあるストーリー展開です。
チャン先生が生徒たちの心を掴むきっかけシーンは本当に日本の教師ドラマにありそう。
少し陳腐なシーンと見てしまう人もいるかもしれません。
ですが「知識を学ぶのに大切な事は興味を持つ」という本当にシンプルで納得のいく事をうまく描いていると私は思いました。

この映画で登場する生徒たちが抱えている問題は、家族が関係しています。
親との行き違いや生活のトラブルをチャン先生が仲介して和解させていきます。生徒たち個々のドラマも共感できるものがあります。
やがて多くの問題が解決していき、最後のミッションとして学校存続につながる試験突破に臨むわけですが(この時点で生徒や他の先生たちのチーム感が固まっているのであがります)2幕あたりから出ていた悪役が障害となっていきます。
そしてそれはチャン先生の過去の精算となっていきます。
ヴィランとなる相手もきっちりとある対比になっていている設定です(伏線はかなり前から出ている)。

初見でも気持ちよさの残る良い映画ですが、初回よりも二回目。さらにはドニーさんの事を多少なりとも知ってからの三回目だとより面白さを感じると思います。
映画では伏線となっているシーンが多数ありますので、一回目より二回目。監督力か脚本力か、それともその両方か、本当に伏線が活きてます。
そしてドニー・イェンさんのウィキで生い立ちを見てみると、この作品に取り入れられいる部分が多い事がわかります。
それらも踏まえて鑑賞すると、三回目がより楽しめますよ。

ドニーは、イップマンの当たり役がありますので師匠的な印象も強いですが、熱血暴走する役も(本人の好みの役柄かもしれない)数多く演じているのでファンからするとチャン先生のキャラもいつも通りって感じです。

主人公、脇役、悪役の登場人物たちの葛藤の解決がきっちりついて締めるので見終わった感がとても心地よいです。悪役が何故、悪党になったのかも最小限で描写してますけど、すっと入ってきますね。
(ある意味このヴィランもドニーさん自身ともいえる)

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