人に勧めにくいけど好きな本
*限りなく透明に近いブルー/村上龍
*デブを捨てに/平山夢明
*独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明
『限りなく透明に近いブルー』村上龍
米軍基地の街、ドラッグとセックスと暴力に明け暮れた若者の退廃の日々。
タイトルと内容が一致しなくて混乱…
読了して、この色はガラスの様に一度割れてみないと見れない色だったのかなと思いました。気持ち悪さが五感で伝わってくる表現力に衝撃です。
『デブを捨てに』平山夢明
どうしようもない底辺の人たちの悲哀と希望。ブラックユーモアたっぷりの短編4編。
暴力的で、お世辞にも綺麗とは言えないのですが…不思議と読後、嫌な感じがしませんでした。
「デブを捨てに」「顔が不自由で素敵な売女」の彼女たちは、けっこう好きです。
『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明
解説から言葉を借りると「あまりの素晴らしさに腰を抜か」す、残酷で一種のユーモアも感じる作品集。
気持ちの良い話ではないのですが、世界観やひねりのある設定が面白かったです!これオマージュかなと思いながら読むのも楽かった。
似たような雰囲気の作品をしりたい…