できるところから始める
受験勉強には、合格に近づけやすい「理想の学習法」というものが、ある程度はあります。しかしながら、すべての受験生がいきなり理想的な学習を始められるのかというと、そうでもないというのが現実です。
現役合格というのは、高校在学中に合格することです。このため、現役合格には高校での学習と並行させながら受験勉強を進めていくことが必要です。この場合は高校の勉強を活用しながら受験勉強に取り組むことになります。高校の勉強と全く違う受験勉強だと非効率なので調和を図っていかなければなりません。
また、それまでの学習経験自体が乏しく、受験勉強として初めて本格的な自学自習に取り組む人もいます。こういう人にいきなり本格的な参考書をやれといっても苦痛でしょうから、もう少し取っつきやすいものから始めることになります。そうなると、多くの塾・予備校の先生方から悪手とされている、「とりあえず文法問題集と単語集」ということもありえます。これでも学習習慣の形成に役立つのであれば、それはそれでいいと思います。大事なことは、できることから始めることです。文法問題集や単語集も、やり方を工夫すればかなりの成果を上げることができます。そして、いきなり効果的な活用法を実践する自信がないならば、段階的に実践していけばよいのです。
文法能力開発のオンライン個別指導では、こうした学習支援も可能です。関心がある方はお気軽にお問い合わせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?