「もっち先生」までの四半世紀
なんだかすごいタイトルを付けました(笑)
持田は昔から持田です。出生名は「持田哲郎」です。母子手帳は実家で母が持っているのでここには載せられませんが、悪しからず。
よく、大学受験の学習参考書には、「○○の英文法」とか「△△の古文」みたいな著者の名字を付けた書名も見かけます。これは予備校の人気講師が書いてますよ、という記号であり、ウリであるわけです。
持田は、これがちょっと苦手です。ましてや、そこに高校生風のイラストを添えられた日にはドキドキして夜しか眠れなくなり、飲食物以外が喉を通らなくなります。
とはいえ、駆け出しの頃に先輩の予備校講師の方から「予備校講師はバカにならないといけない」と言われたことは今も覚えています。その方は、当時の出講先だった八王子からの帰り、新宿までの短い区間を、タバコを吸いたいがために「スーパーあずさ」の喫煙車に乗り、長い缶ビールを奢ってくださり、予備校講師としての心構えのようなものを語ってくださいました。
月日が流れました。人間は円くなります。いろいろな意味で(苦笑)「持田」という名字で、ぽっちゃりフォルム(こういうのを「肥満体」といいます)でいると、なぜか「もっちぃ」と呼ぶ人が出てきます。音で言っているだけですから、もしかしたら「モッチー」かもしれません。表記は定まっていません。ひらがな表記かカタカナ表記と言われれば、おそらくひらがなであろう、というのが直感です。
ところで、この似顔絵は「パト先生」という方が描いてくださいました。忖度なくリアルに描写してくれたことに感謝しています。太っているせいでおじさんなのかおばさんなのか、何とも言えないある種の中性性すら感じさせる雰囲気が自分にあるな、と客観的に見ることができるようになりました。そして、ひらがな「もっち」で「もっち先生」と名乗り、リーズピンクの文字色の、かついい年した大人なので明朝体でロゴとしました。
この業界に四半世紀以上いて、ようやく「バカ」になれました。自ら「もっち先生」と名乗ることができるようになりました。あとはキャラが変わらないようにこっそりと痩せるだけです(何か違うw)
ということで、今後とももっち先生こと持田、ならびに文法能力開発をどうぞよろしくお願いいたします。
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