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改めて発音の話

今回は英語の発音のお話です。以前にもこの話題で記事を書いていますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。

今回は具体的な学習法のご提案です。英語の発音に慣れ親しむ方法にはいろいろありますが、ここでは中学生から始められる古典的な方法を紹介します。古典的ではありますが、このやり方がしっくり来る学習者もいると思います。

まず、発音記号が自分で読めて発音できるようにします。日本語の似た音と比べてどう違うのかを意識しながら身につけていくとよいでしょう。続いて「発音記号ノート」を作成します。これは普通のノートでかまいません。1ページに1つの発音記号を割り当てます。そして辞書を引くたびに、引いた単語を該当する発音記号のページに書き込んでいきます。綴りのどの部分がその発音記号の発音になるのか下線などの印を付けておくとわかりやすくなります。そして、単語のリストがある程度できてきたら、自分で発音してみます。こうしていくと、発音と綴りの対応関係が帰納的に見出すことができるようになります

高校生あたりになると、綴りと発音の対応を規則として理解して、それを当てはめながら発音に習熟するという演繹的なやり方の方がうまくいく場合もあります。しかし、英語学習の初期の段階では例外的な発音をする語が立て続けに現れるので、帰納的なやり方のほうがうまくいく人の方が多いと思います。中学レベルでは帰納的にやっていって、高校になったら演繹的に学ぶことで整理するといったやり方も有効でしょう。

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