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街を巡り、本屋を彷徨う

今日は街歩きをした際に本屋さんを探検していたことについて。


裸な本に触れられる

私は趣味と言えるぐらいに本を読んでいますが、基本は電子書籍。

そんな私もリアル店舗の本屋さんには足を運ぶようにしています。

理由としては、「ネットの世界は広すぎるが故に、新しい情報に出会いにくい」からです。

欲しい情報にアクセスするには、GoogleやSNSなどで検索を行うわけですが、この時には自分の中からキーワードを絞り出して検索する事になります。

こうなってくると、自分が今まで触れてこなかったキーワードや漠然とした抽象的な事柄には良質な情報に辿り着けなかったりもする。

この状況を打開するのに、本屋さんに通うようにしている。

本屋さんの特徴として、新しい本やプッシュされている本など多種多様な本が出迎えてくれる。

ふと目についたインスピレーションを信じて、中身をパラパラとめくり、どうするかと考える。

この自分には操作できない情報の波の中で、直感で本を手に取るというのは、本屋さんでしかできない貴重な体験。

ネットの世界で本を探してみても、読書評価がほぼ必ず存在する。
Amazonでは、誰かのコメントが存在し、どうしても自分にとって「有益or無益」だったりの無意識下で他人のコメントで本を選別してしまっている。

ネットで探す本は、無垢な本ではないと考えています。

今の社会は評価や得など、自分にとっての“無駄”を極力省く傾向になっている。
それが特に顕著になっており、ネットのレビューやYouTuberが紹介しているかどうかが大きな指標となり、自分の考えや感情を置き去りにしてしまっている。


しかし本屋さんであれば、インスピレーションで手に取ってめくり、購入を決める。
この自分感覚に全てを委ねているのが、今や貴重だと感じる。

こうやって歩いて、自分の感覚で本を探すだけで、今まで触れていない情報に触れることができて、自分のアンテナが広がる感覚が生まれている気がする。

そして年に1回程度だが、本屋を散策していると、なぜか目に付く本に出会うことがある。
その本の中身が、自分の中で形になっていないモヤモヤしていたモノを、一気に形作る瞬間の感動は言語化できないぐらい嬉しい。

時間を気にせず、本屋を探検し、本を手にする。
これほど贅沢な情報の触れ方を楽しんでいきたい。

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