THE SECOND 2025 出場組のコンビ歴やら何やらをいろいろ調べました
コンビ歴16年以上の漫才賞レース「THE SECOND」が今年も開催されるようです。
ベテラン漫才師対象の賞レースは珍しいため、どんなコンビ歴の漫才師が出場するのが気にになりまして、第1回からコンビ歴をチマチマ確認しています。
じゃあ今年もやろうと思いまして、一覧を作りました。
各組の結成年についてはネットで拾ったデータを使っていますので、実際と比べて誤差があるかもしれません。具体的には±1年程度ズレている可能性がございます。また、解散と再結成を経ている組は、最初の結成を結成年としています。
トリオからひとり抜けても名前がそのままの場合は、トリオ結成時を結成年にしています。また、コンビにひとり加入してトリオになっても名前がそのままの場合は、コンビ結成時を結成年にしています。また、ここではコンビもトリオも「コンビ歴」で統一してありますのでご了承ください。
各芸人の名前は敬称略となっています。また、個人でまとめているため、細かなミスがある可能性がございます。その辺りはご容赦くださいませ。では参ります。
まずは出場組をコンビ歴ごとにまとめました。
分かりやすくするため、結成年と組数、それから主な同期を併記した一覧も作りました。グループは結成年、ピンはデビュー年となっており、正確な意味では同期ない場合もありますが、多少の指標にはなると思います。
昨年に引き続き、1972年結成のザ・ぼんちが参加しているため、いわゆる「お笑いBIG3」の3名が比較として登場するかたちになっています。
コンビ歴と組数の関係をグラフにすると次のようになります。
過去2年とは異なり、最若手のコンビ歴16年目の芸人が最も多くなっています。そのためか、コンビ歴が浅い組となるにしたがって組数が増加する傾向がより顕著になってきました。
参考までに、昨年までのグラフも載せてみます。まずは2023年です。
続いて2024年。
コンビ歴と組数の相関関係が徐々にハッキリとしてきたように見えます。
コンビ歴16年目の組が増えてきた理由はいろいろ考えられますが、THE SECONDが毎年行われる大会と認知されるようになり、M-1を終えた組がそのままTHE SECONDに参加する流れができあがりつつあるのかもしれません。
過去2年との比較ついでに、もう少し比べてみます。参加組数自体は確認できる限り、132組(2023年)、134組(2024年)、139組(2025年)と徐々に増えてはいます。では、コンビ歴ごとに分けると、参加組数の増減はどのようになっているのでしょう。一覧にしてみました。
主な特徴としては、コンビ歴16~17年は増加傾向にありますが、あとは概ね減少傾向にあり、たまに微増するか前回と同じ数に留まっています。つまり、コンビ歴が16年を上回っていれば、あとは制限なく参加し続けられるにも関わらず、何らかの理由で参加を取りやめる組みが一定数いらっしゃることを意味します。
では、ベテラン漫才師はTHE SECONDから少しずつ離れていっているのか。もう少しだけ詳しく調べてみましょう。
THE SECONDは今回も含めて3回開催されていますが、何組が何回参加しているのでしょうか。軽く調べたところ、以下の通りになりました。
3回とも出場している組は全体の4割程度に留まり、6割近くは少なくとも1回は欠席している形となります。ただ、これが他の大会に比べて多いのか少ないのかは何とも言えません。少なくともM-1を見ると、毎年出ている組はたくさんいらっしゃいますが、一方で年によって出たり出なかったりを繰り返す組がいらっしゃるのも事実です。
では、1~2回出場の組に絞って更に詳しく調べます。まずは2回出場した組の出欠状況です。
ハッキリと特徴が出ています。第1回を見送ったものの以降は参加しているグループが19組いる一方で、過去2回は参加したものの今回は参加を見送ったグループも22組あります。第2回に参加を見送ったものの第3回に再び参加するグループは4組と極端に少ない状況です。
1回出場した組はどうでしょうか。
2回出場の組だけを見てみると、ベテランがTHE SECONDから離れていっているように見えますが、1回出場の組を見ると、今回は16組のベテランが初めて参加を決めており、離れてばかりでもない印象を受けます。
少なくとも、コンビ歴16年以上のプロというかなりきつい条件にも関わらず、少しずつ参加者が増えているのは事実です。今後はどうなるのか分かりませんが、一歩一歩でも盛り上がっていけばと存じます。
今回は以上となります。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。