【揺るぎないこだわりと心がけ、そして挑戦】静岡県でいちご農家として新規就農した方の話
前回に引き続き、スタッフは静岡県の生産者さんを訪問しました。
今回は静岡県 磐田市にある『株式会社メークリヒカイト』の鈴木さんに聞いたお話をレポート!
株式会社メークリヒカイトについて
磐田市は日照時間が全国でもトップクラスであり、美味しい果物を生産するのに最適な地域だそうです。
この農園では、いちご、スイカ、ラズベリー、ブラックベリーなどの果物を栽培しています。
産直アウルではいちごが特に人気で、今年も「きらぴ香」や「スターナイト」などを買った方のごちレポが沢山投稿されていました。(点数も4.69/5点中と高評価!家族で楽しまれる方や周りの人にお裾分けしている方などが多くみられました♫まだまだ絶賛販売中!)
『株式会社メークリヒカイト』の立ち上げ
『株式会社メークリヒカイト』は10年ほど前に新規就農で始めた農園ですが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったそう。
「静岡の大きないちご農家さんのところで1年修行をして、会社を立ち上げて家族で農場を始めました。最初は波乱万丈で、苗が育たなかったり、水害に見舞われることもありました。」と振り返ります。
お客様のためのこだわり
しかし、現在に至るまで諦めることなく農業を続けてきた鈴木さん。
農園では、この10年間で10品種ほどのいちごの栽培を試してきたことで、美味しく育ったものだけを厳選し味の良い品種にこだわった栽培ができているそうです。
また農園では、品種だけでなく品質にこだわった栽培を心がけているそうです。「温度・湿度・水質・水分量の管理のほか、カニ、エビ、コンブ、カツオなどの魚介類由来の有機肥料を使用するなど植物たちにとって最適な環境を整えることで、美味しい果物が成るような工夫をしています。」と鈴木さんは話しています。
農園運営のための心がけ
効率的な生産の心がけ
9000平米の広大な敷地を管理するため、農場では効率的な栽培管理が行われています。
「いちごの季節が終わってすぐにスイカなどに切り替えるなど、効率的な栽培計画を立てています。常にルーティーンを回すことで、無駄な時間をなくし、効率的な生産を実現しています」と話していました。
今年は秋いちごも生産されるとのことです。
チャンスを引き寄せる心がけ
現在鈴木さんは産直ECの他、農協、東京製菓、小売店、産直市場、酒造メーカーなど、幅広い取引先に卸されています。「小売店との直接契約が多く、イベントなどでの出会いを大切にしています」と語っていました。
また鈴木さんは、アウル登録生産者の中でも積極的にボード投稿機能を活用しています。
スタッフが注目した投稿は、鈴木さんがお家で犬を飼い始めたことを報告された投稿。親しみを感じるような反応しやすい内容の投稿で、ファンの方々としっかりと距離を縮められていると感じました!
鈴木さんはボードでの投稿について、
「投稿には力を入れています。投稿を通じてお客様に農園の最新情報を伝えたり、ファンのお客様からの反応を受け取ったりすることで、コミュニケーションを図っています。」と語りました。
投稿のタイミングで注文が入ることもあるためボード投稿の場が販売促進のツールの一つとなっているそうです。
(他の生産者の方のボード投稿はこちら👇)
さいごに
最後に、鈴木さんは今後の展望について「当農園では、今年から独自の品種開発を進めていく予定です。より美味しい果物をお届けできるよう、日々努力しています。皆さんに喜んでいただけるような新しい品種をお届けできることを楽しみにしています。」とお話しされていました。
就農から波瀾万丈の中続けてこられた鈴木さん。
なかなか計画通りにならない農業という業界の中で、諦めずに目標を持ち続けることは簡単ではないのだろうなと思いつつ、
栽培や農園の運営にとどまらず販路開拓や品種開発まで取り組まれる姿勢は、本当に素晴らしいと感じました。
今回訪問した『株式会社メークリヒカイト』の情報はこちらからご確認いただけます!👇