〜「自分」〜
私の体。
私は自由。
私の思考は。
私の鎖。
私の希望は。
私の理想は。
私を縛る。
では、何を。私は求めているのか。
こうありたい、が。
こうあるべき、になり。
こうしなければならない、に昇華する。
こうなりたい、が。
そうではない、私を浮き彫りにする。
希望や理想が、
悲観と卑下に置き換わる。
絶望か、絶望か、絶望か。
答えは否だ。世界を反転させる。
私の絶望は、私の希望と理想を映し出す。
悲観と卑下は、原動力となりうる。
これは理想論じゃないのか。
また、私の醜い姿を照らし出す。
繰り返し問い返す。
己を蝕む、私の性だ。
でも、そんな自分が意外に好きだ。
思考のない阿呆よりは、私の好みのあり方だ。
それで十分だろうに。