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「仮面」 絶望話集 vol.1

お面を被ると気分がいい、周りから本当の自分は見つからないしね。
お面を被って生きていこう。

ヒトって十人十色だね、いい人もいるけど。
悪い人、自分にとっていらない人もいる。
それでも会話しないといけないみたい、生きるためには。

このお面じゃ、耐えられない、受け付けない、嫌いなんだもん。
だから新しいお面を持ってきて、付けた、強く強く縫い付けた。
なんとかなった、この場は収まったかな。

そうか、人によってお面は変えないといけないのか。
まだまだ買っておこう。

いつのまにかこんなにお面が、、、。
片付ける場所もないし、毎朝付け替えるのも面倒だし、、、、。
でも仕方がないか、、、。

ある日、嫌なことがあった、人生でも割と重め。
だけど、人に会わないといけなかったから
お面をカバンから探したの。
でも、ない、ない、今の顔を隠すお面がない。

、、、、、、、、あれ?
なんでこんなことしてるんだろう?
なんで本当の自分を蔑ろにしてるんだろう?
自分の顔が世界に愛されてないからだったよね、隠せば安心だからさ。

でも????
今隠すお面が、この場面にあったお面がない。
でも本心だと嫌われちゃう。

だから、自分の顔をズタズタに裂いて、何にもわからなくしたよ。
これでいいでしょう、これでいいんでしょう。
だって元の顔で生きてちゃいけないんでしょ。

その子は、失血死した、顔から血を流して、、。
可哀想にね、泣くことも許されなくて。
励まされる、愛される、背中をさすってもらうどころか。
否定されるのか全てを、本心を。

仮面を被ることを必要としない人、
自分の顔を客観視しない人だけが
この世界で愛されてる人らしい。
終わりだね、終わりだな。

なぜこんな世界に媚びへつらって生きる必要があるんでしょう。
悩む人が苦しむ世界で、理不尽で不条理な世界で
我々は正しく生きることを強制されてるんでしょうか。
不思議でならない、醜すぎる、汚すぎる。
こんな世界で努力とか笑っちゃうね。


こんにちは、オワッタヒトです。
世界に鬱憤が溜まりすぎて、怒り狂った時に書いた話です。
コメントでもしないと暗すぎるので、書いてます。

今でも、こう思ってる部分はあります。
本当の自分出せば良いだけじゃんとかいう人は分かってない。
本当の自分を出せる場所ってのが、社会に無さすぎる。
社会と関わりは持たないと生きていけないってのに。
おかしな話、、。自滅しろってか。

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