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岡山に息づく「尾張」〜環せとうちクエスト(岡山編②尾針神社)〜

岡山駅の近くに尾針神社というところがあります。ちょっと気になる名前だなと思って来てみたら、近くの地名も気になりませんか。なりますよね。

神社のそばに伊福町の文字

「伊福」っていうのは古代、尾張地方に住んでいた豪族「伊福部氏」周りでしか見ないなぁ。

あま市に伊福部神社と伊福の地名がある

神社の名前も「尾針(オハリ)」だしねぇ…
尾張にも小針というところに「尾張神社」があるんですねぇ。

尾張発祥の地
こちらは「尾張」ですが式内社

伊福部が岡山に移住した先が伊福町で、そこで尾張の開祖「天火明命(あめのほあかりのみこと)」を祀ったっぽい。

御朱印を待つ間、歴史を教えてもらいました
伊福部の主張が
町中にありながら昔は社地も広かったっぽい

神社で教えていただいた話によると、岡山一帯で天火明命を祀ってるのはここしかないらしい。尾張地方のDNAがこのあたりで息づいているときいてちょっと嬉しくなっちゃいました。
岡山いいとこじゃん。

裏手にまわってみると磐境(いわさか)がありました。磐境っていうのは、神社という社ができる前の古代の祭祀場であり古代の信仰形態です。
ここで一体何を祀っていたんだろう。岩に惹かれる自分としてはとても気になります。

ちなみに尾針神社の祭神は天火明命と大氣都姫神(オオゲツヒメ)なんですが、オオゲツヒメも岡山ではどうやらここだけっぽい。なぜ。

ここはまだちょっと調べてみたいことがありそうな神社だけど、時間があまりなく後ろ髪を惹かれながら吉備の國の一之宮に次回は足を進めます。


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