見出し画像

うわっ「昭和のビーズ遊び本」ってこんなに出てたんだ

 こんにちは、手芸愛好家の owarimao ですっ! 先週下のような記事を投稿したら、反響が大きくて驚いております。↓

 前回お見せしたのは、むかし手芸屋さんで売っていたビーズ細工キットの説明書とか、それらを集めたミニ冊子でした。私が子どもの頃から40年以上持っているものです。
 あとから調べてみたら、こういうの今でも手に入るんですね。昭和の時代の未使用品がネットで売られていたりとか。「昭和 ビーズ」で検索すると、かなり出てきますよ。
 下のサイトでは、親子でビーズを楽しまれています。↓

 さてキットだけでなく、ちゃんとした書籍の中でも、昭和のビーズ熱は盛り上がっていました。下の本は私が当時から保存しているもので『ヴォーグ手芸ミニシリーズ』の中の1冊です。

日本ヴォーグ社、昭和54(1979)年
著者:三浦明子
同シリーズのほかの本
当時の手芸界の動向がわかる
裏表紙
本の中の作品もすべて東宝グラスビーズを使用しているとか

 『ビーズあそび』という書名は、ちょっと象徴的かもしれません。つまり昭和50年代のビーズ細工は、どちらかといえば十代の少女の「あそび」だったのです。今のように「ビーズアクセサリーをネットで売ってお金に変える」という大人の発想はまったくありません(インターネットがなかったのだからまあ当然です)。
 だから少女が大人になるにつれて、それらは忘れられていきました。がんばって外で働けば、本物のブランドバッグやアクセサリーが買える時代になったのです。ささやかなビーズ細工が急速に色あせて見えたのは仕方ないことでしょう。
 私自身、作ったものはみんな処分してしまいました。ビーズの本は、全部で4冊も持っていたのですが、いま手元にあるのはこの1冊だけです。ほかのは、実家に置きっぱなしにしているうちにどこかへ行ってしまいました。

ビーズ編みのがまぐち。こういうの昔からありますね
私も大人になってから1つ編みました
本文の最後のページ。 ビーズ刺繍の基礎と、
監修者以外の担当者の名前が記載されている
『毛糸だま』は当時からありました

 今回、ほかの3冊の本について調べてみたら、すぐにわかりました。そのうちの1冊はやはり『ビーズあそび』というタイトルです。
(画像だけ借りてきました)

『ビーズあそび』
『ビーズで作るマスコット』
『ビーズで作ろう』

 雄鶏社の『ビーズで作ろう』は、書名を忘れていたので「探しようがない」と思っていたのですが、表紙を見たとたんすぐにわかりました。作品の一つひとつがなつかしいです。あ〜こういうのあったなあ……
 それにしてもネット上には、似たような本の情報がさらにいくつもありました。私が持っていた以外にもこんなに「ビーズの本」って出ていたんだ! というのが今回の発見でした。ほんとうに流行っていたんですね。
 よけいなことは考えず、ただ無心に作って喜んでいたビーズ細工は、私にとって原点の一つです。


いいなと思ったら応援しよう!