見出し画像

回想

していた。というか思い出していた。
意味は一緒かも。

来週期限の論文。
何ヶ月か前に書いてどこにも公表していない論文を手直しして出すことに。

その論文を読み返すと、「ああ、このときはこんな思いを持っていたなぁ」と懐かしくなった。

その論文のテーマは算数科におけるパフォーマンス課題。

単元末に行う市販テストだけでは、子どもに身についた資質・能力を見取ることはできないだろうという思いから、自分で算数科におけるパフォーマンス課題を開発した。

これは研究を始めた頃の思い。
研究を進めるにつれ想いに変化が。
というか、新たな気づきが。

思考・判断・表現の評価は、単元末だけでなく、知識・技能を身につける過程に着目することで、単元途中にも十分見取ることができるのではないか。(具体的にはノートに書いた説明やそう考えた理由など)

算数科は、社会科や国語科と比べて「単元を貫く課題を設定する」という形の単元構想には向いてない部分もあるのではないか。(=単元の学習で身につけた資質・能力を網羅的に発揮して未知の課題を解決するというスタイルに当てはまらない単元もあるのではないか)

大きくはこの2点である。
この気づきがあってから、算数科におけるパフォーマンス課題の開発に対するモチベーションが低下し、研究熱も冷めてしまった部分があった。

しかし、今改めて思うと「単元末」に総括的評価を行うための課題というのは、算数科においてあまり例がないことから、算数科におけるパフォーマンス課題を考えたことは価値ある研究だった。

本研究は1人で行ったが、複数の先生方と協働してパフォーマンス課題の開発を行えば、新たに見えてくる部分も多いと思う。

かつての上司のおもしろ先生が算数科のパフォーマンス課題を単元ごとに作っているという話を聞き、どんなん作ってるんですかと尋ねたところ、おそらく常人では考えつかないような課題について教えてくださった。

「何年か前、携帯電話番号は10桁から11桁に変わった。それはなぜか。」

6年・確率のパフォーマンス課題らしいが…

んー…どういうこと?笑

パフォーマンス課題といっても、捉え方によって解釈が変わってくるのだと実感。
ただ面白そうではある。

パフォーマンス課題を作成しているときは、「よし、今まで見たことないような面白い問題をつくるぞ!」と意気込んでいるのだが、それが本当に難しい。

6年・円の面積→長方形のピザと円のピザ
5年・割合→ゲーム最安値はどこ?

など、身近な生活と関わりがあるように課題を作ったが、結局何かしらの参考書に載っていそうなものになってしまい、オリジナリティあふれるものにはならなかった。

これを機に、また算数のパフォーマンス課題について考えることにしよう。

何年かぶりのペプシ。
フットサル→シャワー→洗い物終わりに飲んだ。おいしかったー。