【VOL.11】自分が言われたくない言葉を使っていないか?
今日のグループセッションでのこと。
あるクライアントさんにとっても辛い出来事が起こったそうで、その方が無意識に使っていた言葉。
「普通〜しないですよね。」
「今さら〜なんて遅いですよね。」
確かに、賛同しそうな話でしたが、
この「普通〜しない」「今更〜だ」という言葉を私はスルーしませんでした。
言われたなくない、自分が嫌いな言葉を無意識で使っている
なぜ、人は怒ったり、イラついたり、悲しんだりするのか。
その原因の1つが、
「普通〜しないはずだ」という自分の中の設定。
無意識に嫌な言葉を使っていませんか?
・普通、大人がそんなことはしない。
・普通、父親たるものそんなことはしない。
・普通、母親がこれくらいのことをするでしょう。
・普通、学校にいくでしょう。
など。
「普通」という意識があればあるほど、
そうじゃない現状に触れた時に、
アリエナイ
と心が反応します。
これが、怒り・悲しみ・イライラの元。
人生でずっと、怒り・悲しみ・イライラを感じ続けたいのなら、
「普通は〜」を持ち続けてもいいでしょう。
でも、そんな人いないですよね?
心地よく、気持ちよく、喜んだり、笑ったりして生きたいはず。
であれば、この「普通は〜」の枠から抜け出す必要があります。
実は私たちは、
無意識のうちに、
自分を苦しませる設定を持ち続け、
本当は自分が言われたくない言葉を言い続けているのです。
まず、ここに気づけるだけで設定から抜け出して、俯瞰的に見ることができるようになります。
もし、あなたがしたことに対して、
誰かに
「普通〜しないよね」
「ありえない」
と言われたら、どんな気持ちになりますか?
自分でも自信がないし、できなかったと思っていることなら、なおさらのこと傷つきます。
自信を失い。
さらに殻の中にこもってしまうでしょう。
自分がされたくないことはしない。
自分が言われて嫌な言葉を使わない。
これ、心地よい◯の世界で生きるためにとっても大事なことです。
「そうは言っても、そう簡単に思えないよ。」
と言われてしまいそうですが^^;
それでもいいのです。
頭のどこかに留めておくだけで、
言った自分に気づけるようになるかもしれません。
「普通〜しない」は、自分のことも傷つけてしまう言葉。
決めつけた狭い設定があればあるほど、自分を生きづらくさせてしまいます。
少し意識してみてみてください。
何か気づくことがあるはずですから。
(おまけ)「普通〜しない」はダメな言葉とも言い切れない
そんな話をグループセッションの中でした後の休憩時間。
うちの子供にお菓子をもらおうとした時のこと、
いつもお菓子が入っている引き出しに、みたことがないものが入っていました。
長女が、
「昨日、習字の先生からバレンタインでもらったお菓子だよ」
「しかも、妹ちゃんの分までもらったんだよ」
と教えてくれました。
私、
「え〜、普通、習字の先生がバレンタインにお菓子を用意してくれて、しかも通っていない兄弟の分を用意してくれるなんて!すごい。ありえない」
と言っていました(笑)
時には、自分の「普通〜でしょ」の設定を超えていく良いことが起こって、この言葉を使うこともあるんだな〜と。
「普通〜でしょ」が悪い言葉とも限らない。
そんな枠を超えることは嬉しいな〜と思った出来事でした。
では、また!