令和だからこそ『ソーシャルディスタンス』宣言。
6月30日 23時59分。
僕は職場の机に座っていた。
受注体制。
電話がくればいつでも対応できる。
神経はピリピリモード。
0時。
7月1日になった。
自動で支払われて、スマホにダウンロードされる。
電子書籍で。
楽しみだった本。
シーンと静まりかえった事務所で、真夜中にじっくりと読む。
知ってるエピソードが多いが、その書き手や編集力によって、新たな視点が見えてきた。
スラスラ読める。
これは僕にとっては、ありがたい事なのだ。
家庭を捨て、ファミリーと共有していく男の姿。
孤独による寂しさ。
まるで儚さを追いかける様な、一見すれば、無様で滑稽。
だが、その選手にすれば、すべてはコンテンツ。
すべてを格闘技に捧げた、その一途さ。
だからこそ、もがき苦しむ。
さらけ出し、尚 飢えと弱さを見せている。
強調する事で、哀れな影も美しく見えてくる。
男とは、アウトローが好きなのだ。
何かに立ち向かう男が好きなのだ。
まるで、令和になった時点での選手の物語。
『自伝』に思えてくる。
堕落する事によって見えてくる、孤高の美学。
平成から令和になって、コロナ禍になり必要な事が見えてきた。
距離。
選手は、人間関係は惑星の様だ。と、書いた。
友達で良いじゃないか。
時々、ファンで良いじゃないか。
そして、ファミリーで良いんだと。
近ず離れず。
このぐらの距離感で保っていこうよ。
それが幸せなんだと語ってる様に感じた。
僕の大好きな格闘家 青木真也選手。
距離思考。
僕は、明日 本を購入して、手に取って これから何度も読み返すだろう。
今だからこそ、ソーシャルディスタンス宣言だ。
皆さん、是非読んでください。
青木真也選手に興味が湧いたのなら。
関係ってモノに悩んでいるのなら。
僕達の課題を紐解いてくれていますよ。
青木選手は語ってくれている。
文章や闘う姿を通して。
背中を押してもらっているんだ、ファンは。
そして青木選手は言うだろう。
「オメェはそれで良いや」と。
それで良いんだ。
迷わずいけよ。
夜明け時、僕は晴れやかな気持ちになったのだ。