『色』
3月16日。
新木場で、熱き胸いっぱいのプロレス。
天龍プロジェクト観戦させていただきました。
その日程をシフトとにらめっこして予定を組んでいる時、試合を知る。
後楽園ホールで青木真也選手が観れる。
僕が興味深々なのは、秋山準選手との遭遇だ。
何度かあるんですけどね。
でも、僕は観戦した事が無かった。
17日も東京にいる。
チケット確保。
だが、先月の試合では、青木選手じゃなくても試合が成立するプロレスだった。
誰でも良かった。
『青木真也』の意味が無かった。
1月の青木選手の『プロレス』が素晴らしかっただけに。
本人は納得されていなかったかも知れません。
だが、今回は秋山準選手がいる事で緊張感のある試合ができるんじゃないかと一種の希望を感じていた。
そこから見えてくるモノに期待した。
17日。
今日は14時開始なんですね。
お昼に恒例の箕輪家さんに行って。
ホテルから、後楽園ホールへ。
会場へ。
よく入っていました。
超満員。
先月と同じくらいじゃないでしょうか。
第7試合がヘビー級の大型バトルで湧きに湧いていた。
少し不安になる。
さぁ、青木選手組の入場だ。
先発は、青木選手と秋山準選手。
これが観たかった。
観客からも期待の声が出ていた。
緊張感が張りめぐられる。
完封でしたね。
それで良しです。
大石選手にも。
自身の『色』を出していた。
後は、一生懸命にバカやっていました。
でもね、先月と違った事は意味合いが違った。
秋山準という選手がいたのだから。
最後はユニット解散式とかやっていた。
『青木真也』スゲェなぁ。
って思いました。
一月に素晴らしい試合して。
二月に悩んで。
三月には振り切った。
この2日前に、格闘代理戦争があった。
その時、自身の『色』で描いていたのは青木選手だけですからね。
中谷優我選手も良かったし。
色々と僕も、中谷選手の事書いたりしてきましたが、今回の試合が一番良かった。
青木選手の一人立ちじゃないけど、これからは青木選手越しのフィルターではなくて『中谷優我』一選手として、皆が見ていきますね。
青木選手のブランディングは見事です。
何故、セコンド業でも青木選手が一歩引いていたか。
一緒にされたら困るからです。
意識の違い。
そこも『プロレス』なんですよ。
勝った負けただけじゃ、ただの競技になっちゃうんですから。
個性を出して『色』を自身で付けていけって事です。
そして、泥臭くじゃないとダメですよ。
ええカッコしぃは、わかるんです。
後は、続ける事。
バカにされても、笑われても。
人生の受け身を取っていく。
時には、ロープに振られてね。
こちら側から攻撃しなきゃいけない時もあるんですから。
それこそ『存在』を賭けた闘いなのです。
それは僕達も同じ事。
教えてくれてるんですよ青木選手は。
カシン・オマージュで「感動しました!」って最高ですからね。
他の選手とは違うのです。
オマージュも『青木真也』がされるから独自の色になるんです。
モノマネにならない。
そこを理解しないといけない。
で、これだけやってるんですからね。
シリアスではなくて、ユーモアを取り込んでくるって怖いんですよ。
そういう目でしか見てこなくなるから。
だからこそ、先鋒を買って出て、秋山準選手を完封した事で『強さ』の幅が広がったんですからね。
以前からだけど、青木選手はまた一段登られたと思います。
だって、他の格闘家にはできないでしょう。
できる訳ないですもん。
皆、カッコ良さって勘違いしてるから。
主導権を持って『自分軸』を崩さない。
どんな試合であっても。
『青木真也』は本当にスゴい。
良い時計着けて、良い車乗ってるのが『ブランド』じゃないんですよ。
青木選手も今回の試合は楽しかったんじゃないでしょうか。
一生懸命でしたから。
あそこまでしたら大したもんですよ。
上から目線で申し訳ないですけど。
来て良かった。
本当に。
また『青木真也』が観たい。
DDTでもGLEATのリングでも。
そう思っています。
また、東京に来るのが。
青木選手を応援するのが、楽しみになってる僕でした。
だから、頑張るのです。
プロレスに教えてもらっているんだ。
この世は・すべては『プロレス』なのだから。
青木真也選手が、改めて教えてくれたんだ。
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