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2025年、2月14日の第一試合。

2025年になっていた。
2024年の年末に、両国大会を観戦して興奮していた僕がいる。

これをキッカケに2025年もプロレス観戦を爆進していこうと思っていた。
でも、1月は24時間勤務連勤が続き、プロレスどころではなかった。
観戦したいのだけれど。
ノートを書く事にも躊躇いがあった。
スキの数を待ってる自分自身に嫌気がさしていた。
僕は想った事・感じた事を書いてきたつもりだったけど、それもノートを書いてスキをいただく為だけの口実になっていたのではないか?
すごく自分自身で嫌になったのです。
だから、もう観戦に行った時の事しか書かないでおこう。
と、放置していました。

2月3日にあった、高木三四郎選手の記念興行に行く予定をしていたんです。
青木選手と阿部選手の遭遇が観たくって。
でも、その日はどうしても職場にいなくてはならない用事ができてしまった。
これは2月も観戦は無いかなぁと想っていたら・・・。

このカードが発表された。
何て、僕の心をくすぐられるカード。
想像力を掻き立てられる。
絶対に観戦したい。
青木選手。
中村選手の応援をしたい。
だが調べたら、14日はシフト上は勤務だった。
職場の先輩・後輩に頼み込んで シフト変更を成功させる。
ありがとうございます。
すぐにチケット確保。
エキサイトシートは購入できたが2列目だった。
ホテルも新幹線も確保。
後は、当日を待つばかり。
13日の朝から24時間勤務。
激務だった。
忙しすぎて眠れなかった。
勤務終了して、家に帰って用意する。
淡路島から高速バスで新神戸駅へ。
ただ工事の渋滞で間に合わないかもだった。
焦った。
無事に新神戸駅から、新幹線で東京へ。

久しぶりだ、この感覚。
眠たいのに、眠れなかった。
目がショボショボする。
東京に着き、ホテルにチェックイン。
マレーシアから、プロレス観戦に帰ってきていた友人と新宿FACEへ。
歌舞伎町は苦手だ。
ここは、欲望の街。
僕には似合わなさ過ぎる。
東京は住む所じゃないなと実感する。

列に並んでいたら、男の方が「すいません・・・」と声をかけてきた。
何でも大阪の人で、仕事で東京に来ていたが、プロレスが好きで今日DDTがあったので来たとの事。
沢山お話しさせていただきました。
うるさかっただろうなぁ。

さぁ、開場です。

久しぶりの新宿FACE。

2列目は近かったリングに。
試合開始。
青木選手と中村選手の試合は第一試合だった。
この第一試合が重要なのです。
その大会の肝になる。
『芯』の大事な部分です。
中村選手の入場。

青木選手の入場。
久しぶりに聞く、バカサバイバーだ。

両者、ガッチリと握手。

試合開始。
タックルに行く中村選手の攻撃を仁王立ち。

そこから寝技に持っていく。
頭を押さえて、これでもかとばかりに。

首を締めりあげる。
強引な程に。
中村選手の悲鳴が聞こえる。

腕や首。
顔面を徹底的に攻撃する。

ここで終わっても、おかしくなかった。
必死に中村選手はエスケープ。

タックルを仕掛けるも・・・。

逆さ抑え込みの体制に。
必死に返す中村選手。
まだまだフォールを奪いにいく青木選手。

首を極め、ネルソンの体制から・・・。

抑え込み!
だが、中村選手も反撃する。

中村選手がフォールの体制に!

必死で返す、青木選手。

(やるな!)
表情が良い。
楽しんでるんでしょう、レスリングを。

抑え込み。

から、中村選手がブリッジ。

体重を乗せる青木選手。
だが、動かない中村選手。

そうだ!
大事な事を教えられてる様な感じだった。
基本ですよ。
中村選手も難を逃れた。

そこから、バックに回って フルネルソンの体制に!
悲鳴があがる観客。
エイオキ・クラッチが認知されてる証拠だ。
そこから、ヨーロピアン・クラッチ!

からの、ダイヤル固め!

決まったか!
と、思ったら 中村選手何足を取って反撃。
ヒザ十字からのアンクル・ホールド!

だが、青木選手がアンクル・ホールド!

からの、マフラー・ホールド!

必死にロープに逃げる中村選手!

青木選手にも笑みがみえる。
そこから怒涛の抑え込み。
フォールを何度も狙う。

体重を乗せて、何度も。

何度も!

それを返していく、中村選手。
これでスタミナもロスしているはずだ。
だが、中村選手のエルボー!

いけ!
だが、青木選手も キツいエルボーが炸裂!

そこからフルネルソンの体制に!

必死に耐える中村選手!
だが、後ろから・・・。

フルネルソンからキャメルクラッチの様な体制で締めあげる!

ギブアップ。
青木選手の勝利!

中村選手の健闘を讃える青木選手。

一礼して、帰っていく青木選手。

素晴らしかった。
青木真也選手。
中村圭吾選手。
最高の第一試合でした。
プロ・レスリングでした。
なぜ、レスリングに『プロ』がついてくるのか。
それが何故『プロレスリング』なのか。
青木選手は何故、フォールを繰り返したのか?
フルネルソンでギブアップを奪ったのか?
考えさせてくれた名勝負でした。
青木選手も満足でしょう。
充実感あると思います。
中村選手も、頑張られた。
確実に一皮剥けた。
上がった。
ここからですよね。
スタートだ。
この二人のタッグでベルト狙っても良いのになぁと思っていたら、バックステージで青木選手が発信されていたらしい。
これは期待です。
だが、青木選手のシングルマッチにハズレなし。
そう思わせてくれました。
もう第一試合で大満足でした。
密度の濃い10分55秒。
何を感じたか、中村圭吾選手。
何を想ったか、青木真也選手。
僕が言える事は、今年最初のプロレス観戦がとてつもなく素晴らしい試合だった事。
『すべてはプロレス』
そう思ったら、何故か納得してる僕なのでした。
良い試合だった。
眠気も吹っ飛んだ。
来て、本当に良かった。

そういえば、ここ数日。
淡路島は風が強い日が続いた。
春一番だったのでしょうか。
だけど、来週も寒波がくるとの事。
2025年、2月14日の第一試合。
青木選手と中村選手の『物語』は始まったばかりかもしれません。
もうすぐです。
春が近づいてきているはずだから。
春よ、来い。

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