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誰がために。

まぁ、こういう事が僕にはありまして。
本当ならば、大阪に帰らなくてはなんでしょうけど。
線香の一本でもあげに。
こんな事も書きたくないんですけどね。
でも、吐口が ここしかなかったんです。
不謹慎だと言われても。

でも やっぱり、こんな時こそプロレス観たかったんですよ。

僕にはね。
もう、前から 青木選手の応援に行くって決めていたし。
妻も背中を押してくれました。
土曜日の朝に24時間勤務を終えて、淡路島から東京です。

土曜日は、ホテルで ゆっくりさせていただきました。
23時前には寝ていました。

日曜日。
ぐっすり眠れました。
さぁ、後楽園ホールに向かいます。

二ヶ月ぶりの東京です。
9月は、名古屋と札幌に青木選手の応援に行っていましたから。

久しぶりだなぁ。

やっぱり、後楽園ホールは良いですね。
東側は観やすかったです。

是非、見てください。
青木選手とHARASHIMA選手の緊張感。
フォールをお互いに狙う。

綺麗なブリッジ。

HARASHIMA選手も仕掛けていく。

良い攻防です。

今回は卍固めがエッセンスでしたね。

そこから、HARASHIMA選手のリバース・フランケンシュタイナー。

場外戦では、青木選手はトペ・スイシーダを。

そこから、ダイビング・ニードロップにいこうとするが・・・
雪崩式ブレーン・バスター!
HARASHIMA選手の意地ですね。

だが、そこから青木選手の魔性のスリーパー!

返す、HARASHIMA選手!

そこから、エルボー合戦!

そして、パイルドライバー!

顔面蹴り!

怒りのHARASHIMA選手!
強烈な張り手!

だが、青木選手の飛びつき腕十字。

それを返して、強烈な蹴り!

そこから蒼魔刀!

勝負あったか!
雄叫びをあげるHARASHIMA選手!
だが、その時を狙って 青木選手は渾身のチカラで、フルネルソン・フォールド!

勝負あり!
青木選手の勝利!!

呆然とするHARASHIMA選手。
だが、素晴らしい試合でした。

しかし、余韻に浸る事なく 勝俣選手が!
いつでもどこでも挑戦権を行使!
青木選手、まさかのダブルヘッダー!

フラフラなはずなのに、受けて立つ。
王者の宿命だ。

試合は、レゴブロック投入のハードコア・マッチへ。

勝俣選手の猛攻が続く。

青木選手も負けじと、ダイヤル固め!

だが、ハードコアでは勝俣選手に歴史あり。
ラダー最上段からのテーブルクラッシュ!

そして、ジャーマンへ!
僕は、あの選手を思い出していた。

しかし、返した青木選手は 強引のフルネルソン・フォール!

勝った!
青木選手が勝ちました。
嬉しかったなぁ。

相手の土俵で勝ったんですよ、どちらも。
HARASHIMA選手が青木選手に合わせたようだが、青木選手が飛び込んでいったんですよ。
勝俣選手のハードコアも、そうです。
ハードコアでは、青木選手は技は殆ど出していない。
だからこその、最後のフィニッシュに説得力があったんです。
相手の良い部分を引き出して 引き出して。
調味料で足し続けた大味勝負の勝俣選手を、最後は素材そのまま出る風味に ワサビや塩で味付けした技で それでキチンと締める。
着地させた。
ピリッとね。

HARASHIMA選手戦だって、そうですよね。
あれこそ引き算なんですよ。
あそこから大技連発が現代プロレスですが、そうじゃない。
あそこで引き算されたからこそ、フィニッシュに説得力があり、お客さんも納得したんですよ。
そこでHARASHIMA選手が下がるどころか、株が上がりましたよ。
勝俣選手だってそうです。
『青木真也』の大きさに、ビックリしました。
それは、太さ・厚さ・深さですよね。

金曜日にサムライTVで放送された『ニュース・スープレックス虎』で青木選手は言われていました。
『競技の最強を目指したのは、学生運動と同じだったんだな』と。
安保紛争・ベ平連・連合赤軍。
学生運動に身を捧げた者にしかわからない。
本当に時代を変えようと思ったんですよ。
青木選手も、本当に信じて『最強』目指して闘われたこそ、今 豊かさを望むのである。
やってきたからこそなんですよ。
もう、お金ではなくなった青木選手は豊かさを探しているのです。
タワマン住むとか、高級車乗るとか、そんなモノ通り越してる。
身の丈にあった『幸せ』を求めてる。
そう考えれば、プロレスも文章もエンジョイですからね。

だからこそ、今日の試合は真剣勝負だった。
『青木真也』という存在を賭けた。
最高のプロ・レスリングでした。
DDTでこそできる試合。
闘いであり、強さである。
現在の『青木真也』は、強い。
すなわち、DDTが強いのである。
色んな形での強さ。
競技もあれば、集客のチカラ、お客さんを満足させるチカラ、納得させるチカラ。
すべてをひっくるめてです。
そして、フォールがあるからこその『プロレス』なのである。
その心理戦こそが、おもしろいのだ。
そして、理屈なのだ。
『闘い』とは、そういう事なのだ。
勝ち負けに徹するからこそだ。
そこから湧いてくるモノなんですよ。
みなぎるモノなんですよ。

次戦は、クリス・ブルックス選手です。

前回の新宿FACEでの試合は素晴らしかった。

今回も名勝負になるでしょう。

明日、淡路島に帰ります。
夕方から勤務です。
青木真也選手に。
プロレスに。
DDTに、本当にエネルギーをもらった。
また、明日から頑張れるのです。
兄も、喜んでくれてると思います。
「頑張れ!」って。
来て、本当に良かった。
やっぱりプロレスは、最高だ。
そして『青木真也』は立派なプロレスラーだ。

僕は誰の為に頑張るのか。
自分の為なんだから。
最後は、人は必ず死ぬ。
だからこそ『今』を大事に必死に生きる。
青木真也選手が教えてくれたんだ。
そして『希望』をいただいたんだ。

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