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国籍や人種を超えた友情 〜親友のフランス人Sについて〜

今日は国籍や人種を超えた友情について
書かせて頂きたいです。

ちょっと毎日投稿に疲れてきたので
自己満足の記事です。
話もあちこちに飛びますがご了承ください〜

私が交換留学の間、
文字通り毎日一緒に過ごしたフランスからの
交換留学生Sについてです。

Sのスマートフォンはこの記事をフランス語に
翻訳できるらしく、読んでくれているので
少し緊張します笑

さて、Sはフランス北部で生まれ育った
フランス人です。

フランスで飛び級を2回しており、
17歳にして大学1年生になった秀才です。
小さい頃に測ったIQテストも同年代の平均より
高かったそうです。

実際、私が英語で伝えにくい微妙なニュアンスも読み取っては
「言いたいことわかるわ。あなたが言いたいことってこういうことでしょ?」
と頻繁に話の先回りをしてくれたため、
頭の回転の速さをビシバシと感じていました。

Sは元々日本に興味がありませんでした。
日本のことを好きな親友がフランスにいましたが、それでもSは日本の魅力があまりわからなかったそうです。

しかし、私達は共通の友達を介してオタワ・モントリオール旅行をすることになりました。

そして旅行中、笑いのツボが一致したり、
好きなものが一緒だったりと、
本当に相性が良いことに気がつきました。

それまでの私はなんとなく
「ガイコクジンとは分かり合えるはずがない、
 まず仲良くなる想像がつかない」
と思っていました。

しかし、私達は何度も冗談を言っては
お腹を抱えるほどの大爆笑をしました。

そして、旅行後も文字通り毎日一緒にいて、
日本とフランスの文化や政治やしきたり、
お互いの人生について話し合いました。

お別れの数週間前、

「次の学期から大学で日本語の授業をとることにしたの!!」

と言ってくれました!

Sという存在、出会えたこと、思い出、どれをとっても私の人生の中の奇跡だと思っています。

どうしてそんなに仲良くなれたの?と
聞かれるのですが、
本当に相性が良かったとしか
言いようがありません。

オタワ・モントリオール旅行後も
私達は文字通り毎日一緒に行動しました。

2人の大好きなイタリアン、
2人の大好きな甘いチョコ、
Immersive Van Goghの美術館、
トロント旅行、
ナイアガラの滝、、
行ったところは数知れません。

Immersive Van Gogh(美術館)

偶然、「千と千尋の神隠し」が街の映画館で
無料放映されていたため、
一緒に観に行きました。
私の1番大好きな映画だったため、
本当に嬉しかったです。

時に課題や勉強に追われて、フランスで有名な
子供向けアニメoui-ouiの主題歌を聞きながら
徹夜したのもいい思い出です。

また、世界で有名なフランス映画「La boum」を
フランス人であるSの解説付きで見られたのも
興味深かったです。

カフェに行って駄弁ったり、
寮の周りを散歩したり、
共用ルームでゲームしたり…

フランスの選挙期間は、結果が気になって
落ち着かない様子でした。
お互いに自分の国の政治について
説明し合っていました。

そしてお互いの人生についても話しました。

何歳の時に何があった、
それによってどうなったか、
これから何がしたいか、
夢は何かなどなどなど、
挙げればキリがありません。

留学をしなければ出会えなかった、
素敵で最高な親友です。

お別れの時は、周りの通行人に心配されるほど
2人で大号泣して再会を誓いました。

その後も2人の思い出の食べ物や物を
見かける度に、Sのことを思い出して、
泣きそうになる日々が続きました。

それだけ私にとってSはかけがえのない存在でした。

お揃いのブレスレットは今でも宝物です。

お揃いのブレスレット

また、私の中の西欧に関するあらゆる偏見を
取り去り、現実を教えてくれた大切な存在です。

彼女に会えなかったら、
私は日本人以外を「ガイジン」という
理解できない存在としていたかもしれません。

つまり、私が40カ国の数百人と交流するのを
可能にしたのも、彼女のおかげと言っても
過言ではありません。

今でも週に1回電話しています。

そして、2年以内に日本に遊びに来ると
言ってくれています。

Sに自信を持って日本を案内できるように、
そして、Sに胸を張って再会出来るように、
私はこれからもどんなことがあっても
乗り越えたいと思えるのでした。

本日もご覧頂きありがとうございました!


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