フランス人の性格の傾向 北フランス人と南フランス人の性格の違い
カナダ交換留学中にフランス人の交換留学生Sと文字通り毎日過ごしました。
その際、自分たちの人生についてだけでなく、文化や政治、言語や価値観やマナーなど、多岐に渡るお互いの国の事情について教え合いました。
そして、お別れの時には、フランスと日本という地理的遠さを嘆いては別れを惜しみ、大号泣しました。そして、再会を誓いました。
さて、今回はフランス人であるSが教えてくれたフランス人の性格についての話です。
以前投稿したイタリア人の性格の違いと同様に、フランス人も北の方に住んでいるか南の方に住んでいるかによって性格の傾向が異なるのだそうです。
もちろんここに書いたことがフランス人の全てを表す訳ではないことを予め強調しておきたいです。
どんな国籍であれ、人は人です。
フランス人との関わり方に悩んでいる人に届くことを祈ります。
典型的なフランス人とは?
まずフランス人は全体的に
「何事にも率直に意見を言う」
傾向があるそうです。
特にビジネスシーンやディスカッションなどではその傾向が顕著に現れると言います。
実際、私もカナダで何人かのフランス人留学生と会いましたが、学術的な議論では率直に思ったことを伝えてくれる人が多かった印象です。
一方、プライベートでは、人にもよりますがこちらが意見を求めない限り、物事に対するマイナス評価を積極的には発言しない傾向にある気がしました。
しかし、プライベートの場面でも「あなたはどう思う?」とこちらが尋ねさえすれば、率直な意見を述べてくれます。
ちなみに、私が聞いた中で1番興味深かったのは、一般的にイギリス人とフランス人はお互いに対抗心を持っているという話です。(話が逸れるので気になる方はこちらの記事をどうぞ↓)
もう一つ。個人主義である傾向も高いそうです。
実際、Sの父親も個人主義者で、仕事と家庭は別と捉えており、職場の人に家庭の話は一切しないそうです。
北フランス人の性格の傾向
さて、Sはフランス北部出身です。
フランス北部に住む人々は比較的保守的だそうです。
そのため、初対面の人に対して若干距離を置いたり、様子見をしたりしてから、慎重に相手が安全な人かどうかを確かめる傾向にあるそうです。
南フランス人の性格の傾向
反対に、フランス南部は明るくオープンな性格だそうです。
Sはそう言いましたが、南フランス人でも初対面の相手に警戒する素振りをするフランス人とも会ったので、本当に人によるんだろうなーと思いました。
フランスと日本の共通点
一通りフランス人の性格についての話をSから聞いた時に、日本と似通った点を見つけました。
それは、南北フランスと東西日本の性格の傾向です。
保守的な北フランス人は東日本に住む日本人と少し似通っていると感じました。また、開放的な南フランス人は西日本に住む日本人と少し似通っているのではないかと思ったのです。
それをSに話しました。もちろん、京都などの例外もあるし、一概には言えないということも話しました。
Sは予想もしなかった共通点に興味深そうにしていました。
また、お互いの共通点を発見し、なんだか親近感が湧くね、とも話しました。
私とSが国境や人種を超えて、お互いの人生について語れるほど仲良くなれたのは、ただ価値観や相性が合ったからだけでなく、こうした共通点探しに興じていたからかもしれません。
本日もご覧いただきありがとうございました。
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