【帰国後日記11/22】フラダンスサークルの引退公演
私が続けた理由、そして続けられた理由、
それは仲間達だった。
公演終盤。
出番直前なのに舞台袖で基本的なステップが
不安になって大真面目に焦り出す子、
それを見て笑う子、茶化す子、
真面目に教えてあげる子、うるさい子、
全員が、そしてこの空間が、
とにかく愛おしくて仕方がなかった。
これで最後だと思うと切なかった。
愛おしさが止まらなくて、涙が溢れた。
「あんた達が愛おしいから、私はここにいるんだよ」
バレないようにそっと涙を拭って、ステージに立った。
思えばこれまでの人生、
習い事や部活は大体個人競技だった。
だから、フラダンスのような周りと合わせなければならない世界は割と初めてだった。
戸惑うこともいっぱいあった。
でも、ここでの経験は人間の愛おしさ・尊さを
教えてくれた気がする。
沢山の愛おしさを、ありがとう。
また私はどこかを適当に流離う生活をし始めると思うけれど、困った時はすぐ駆けつけるからね。