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中国語で言い間違えて場が凍りついた話

言語を勉強していると、真剣に話しているのに妙に面白い間違いをしてしまうことがある。いや、むしろ真剣だからこそ、そういうミスが起こるのかもしれない。今日は、僕が中国語でやらかした、恥ずかしくて笑えるエピソードを紹介しよう。


言語学習3年目の粋がり

あれはちょうど僕が中国語を始めて2〜3年経った頃のことだ。言語を学んだことがある人ならわかると思うが、3年ってのはまだまだペーペーだ。それでも、3年もやっていると少し自信がついてくる。いや、正確に言えば「粋がる」ようになる。

その頃の僕は、「俺、もう結構話せるんちゃう?」と自己評価だけは高くなり、誰に頼まれたわけでもなく中国語をペラペラ(実際はたどたどしい)話すのが楽しかった。


国際結婚の友人

そんな時期、僕の友人が結婚した。しかも相手は中国人の美人さんだ。これを祝福しないわけにはいかないと思い、彼らを食事に誘った。自信満々の僕は、友人の奥さんとも中国語で話してみせようと意気込んでいた。

実際に会ってみると、奥さんはとても優しく、僕の拙い中国語に「上手ですね」と笑顔で言ってくれた。調子に乗った僕は、さらに中国語で話し続けた。だが、友人は会話についていけず、だんだんとつまらなそうな顔に…。場の空気が微妙になり始めた。


決定的な言い間違い

どうにかして場を盛り上げたいと思った僕は、「そうだ、結婚式の写真を見せてもらおう!」と思いついた。そして「結婚式はいつだったんですか?」と聞こうとした。

ここで問題発生。中国語で「結婚式」は「婚礼 (hūn lǐ)」というのだが、僕の頭には「フン」と「リー」の音が断片的に残っていただけだった。で、何を思ったのか「リー フン」と逆に言ってしまったのだ。


衝撃のフレーズ

僕が言った言葉はこうだ。

「你们フンリー是什么时候的?」
(nǐmen líhūn shì shénme shíhou de?)

言った瞬間、奥さんの顔が青ざめた。友人は慌てた様子で僕を見ている。僕は「え、聞こえなかったのかな?」と思い、もう一度ハッキリと同じフレーズを繰り返した。

その瞬間、場の空気は氷点下。僕はただただ「え、何が起きたの?」という顔をしていたが、友人がその場で僕の言葉を漢字で書いてくれて、ようやく自分の間違いに気付いた。

「你们離婚(リーフン)是什么时候的?」
(nǐmen líhūn shì shénme shíhou de?)

意味は「あなたたち、いつ離婚するのですか?」だ。


反省と思い出

「結婚式」と「離婚」の言い間違い。なんともおめでたい場で最悪のミスをやらかした僕は、その後しばらく自信を喪失した。でも、このエピソードは今でも語学の大切な教訓として心に刻まれている。

語学学習で大事なのは、自信ではなく謙虚さだ。粋がると必ず痛い目に遭う。皆さんも、「婚礼」と「离婚」を間違えないよう気をつけてほしい。

それではまた、次の笑えるエピソードで会いましょう!

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