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インスタグラムを1ヶ月やめて思ったこと

僕は携帯を新しくすると真っ先にダウンロードするくらいにインスタグラム中毒だったのですが、年末にふと「1ヶ月くらい使わなかったらどうなるんだろ」と思って新年の開始とともに1ヶ月間使うのをやめてみました。

SNSに関する欲求は三大欲求ほど強くありませんが、それでも初めの頃は正直禁欲並みに辛かったです。

現在インスタ離れして1ヶ月目ですが、感じている事を書き留めておこうと思います。

「しあわせ病」にかかっていた

しあわせ病とは、SNSで「自分のキラキラした部分」や「いかに自分が幸せか」を見せていないと死んでしまう病気のことです。最初は女子高生がかかる病気だろと他人事のように考えていましたが、インスタをやめてから自分も罹患していたことに気がつきました。

インスタをやっている頃は毎日のようにストーリーを投稿していました。自分の生活の一部を誰かに見せたいとか認めてほしいとか、そんな承認欲求は誰にでもあるとは思いますが、どうやら僕のような性格だと四六時中のめり込んでしまうほどに承認欲求が爆発するようです。

もちろん、生活の様子をみんなにシェアすることは決して悪いことではないのですが、シェアすることが目的になってしまっていたなと思います。

時間を有効に使えるようになった

インスタをやめる前は、ひどい時には10分に一回はスマホを手にして人のストーリーを見ていました。

しかし、アプリがないからにはそんなこともできません。初めのうちは、アプリが位置していた場所を無意識に指でタッチしてしまうほど、禁断症状的なものがありました。

今は、だいぶ慣れてきて、インスタ以外のことに時間を使うことができるようになりました。

このブログを書いているのも、やめたおかげです。

人のストーリーや、ダイレクトメッセージをいちいち確認する必要がなくなったので、一つのことに集中して取り組むことができるようになったと感じています。

スマホを忘れてもなんとも思わなくなった

禁断症状がなくなってくると、スマホを家に忘れて外出してもなんとも思わなくなりました。
これまでは、バッテリーが50%くらいになっただけで不安になるほどでしたが、今は手元にスマホがなくてもなんとも思いません。
LINEやTwitterなど他の連絡ツールも使えなくなりますが、家に帰ったら返せばいいやくらいで済むようになりました。

写真を撮ることが減った

スマホの写真ライブラリを見返すと、インスタをやめていた間の写真が数枚しかありませんでした。

恐ろしいことに、これまでほとんどインスタの投稿のために写真をとっていたということがわかります。

確かに、身の回りの面白いことは写真にとって仲がいい人たちと共有したい気持ちもありますが、投稿のための写真を撮らなくなったことで、今自分が何を見ていてどう思うかということにフォーカスするようになったと思います。

人の昼ごはんよりももっと大事なことがある

他人が昼に何を食べたとか、今どこにいるとか、そういう情報ってほとんどどうでもいいことだなとつくづく思います。

もちろん、相当仲がいい人や気になる人の投稿が見れなくなるのは悲しいですが、インスタの中が全てではありません。

本当に縁がある人はインスタがなくても繋がる

普段の連絡手段はLINE20%インスタ80%くらいで、ほとんどインスタのDMでいろんな人と会話をしているので、アプリを消してしまうと友達とかと話せなくなるのではないかと思っていました。
しかし、DMがなくても本当に仲がいい人たちとは自然とつながっているものだなと気づきました。
思えば、昔はSNSなんてなかったので、本来のコミュニケーションのかたちに戻っただけなのに、ずいぶん新鮮に感じました。
インスタをやめたことがきっかけで、手紙で文通をしてくれるようになった子もいました。

自分の人生を生きることができる

インスタは基本的にそれぞれの生活の良い部分のみを切り取ったものですから、どうしても他人と比較してしまうことが増えます。

自分も長らくの間、そのような比較に悩まされてきました。

しかし、インスタをやめると自然と自分の気持ちにフォーカスするようになって、誰が何をしているとか、あの人はすごいからなぁとか落ち込むことが少なくなりました。

そもそも、みんな得意なこと、苦手なことが違うのだから、比べても意味がないことに気づけたことは大きいと思います。

そして、それに気づくことによって、自分の得意なこと、好きなことを発掘するようになって、自分の人生を生き始めた感覚がしてきました。

インスタは百害あって一利なしとまではいきませんが、自分に合ってないなとか、時間を消費しているなと思う人は、一度思い切ってやめてみるのもいいかもしれません。そして、空いた時間にブログなどを初めてみると、新たな発見があるかもしれません。

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