見出し画像

ECサイト集客力を上げるためのワン・トゥー・スリー! - shopifyブログを読み解く

クラフト、ローカル、歴史をこよなく愛するオーバルギアです。

今日は「shopifyブログから読み解く。ECサイト集客力を上げるためのワン・トゥー・スリー!」と題して、集客するための方法をお伝えしようと思います。

集客力 ワン・トゥー・スリー!

その前に!

shopifyブログって知っていますか?

画像2

shopifyが運用しているブログで、EC業界のことやマーケティング手法とかの記事がたくさんあります。

私はおそらく全部読破しました!いや~勉強になりますね。

今回はその中の記事 ネットショップの集客力を上げたい! 基本的な集客手法9選とデータ分析ツール をみながら、ECサイトの集客力を考えたいと思います。

この ネットショップの集客力を上げたい 記事は、タイトル通り基本的な集客方法の紹介です。詳しい方も復習も兼ねて一読しても良いと思います!

で、これだけだと「いい記事の紹介」で終わってしまうので、この記事を元に私の見解をお話したいと思います。

いきなりは売れない

そもそも、ネットショップを始めた途端にいきなり商品が飛ぶように売れるということはほぼ起こりえません。なぜなら、インターネット上にはすでに類似商品を販売する競合他社が数多く存在し、あなたのネットショップが顧客に認知されていないからです。

これはshopify記事の中にある文章です。

まさにその通りだと私も思います。ネットショップをはじめたからといって、"いきなり"売れることはありませんよね。shopify記事にも「ほぼ起こりえません」とずばり>_< 

ECサイトは作って終わりではなく、作ってからがスタート。

これはECサイトに限らず、ウェブサイト(ホームページ)にもいえますし、アプリにもいえます。

理由は、広義な意味でウェブサービスやアプリは、お客さんがいてこそ成り立つものだから、です。

どんなにかっこいいECサイトでも「商品を買う」ことが困難なECサイトは評価を落とします。じゃあ、どんなECサイトが「商品が買いやすいか」というと・・・それはオープンして、サイトを訪れてくれるお客さんの反応や評価をみてみないとなんともいえません。

オープン前の満点は50点

もちろんオープン前に制作会社さんは、これまでの知見や経験を活かして最適な提案をしてくれるでしょう。でも、それが良いかどうかはお客さん次第です。

つまり、オープン前に100点満点を取ることは、仕組み上、不可能ともいえます。オープン前のMAXは50点。もう50点はオープン後のお客さんのリアクション次第で加点されます。

だから、ECサイトに限らず、ウェブサービスやアプリは、オープン後も改善を繰り替えします。

この部分は「当たり前でしょう」と思っている人と、「え?そうなの?」って感じる人の差があるなと感じています。

余談です!
この原因のひとつは、ウェブサイト作りを、家づくりメタファーで語る場合が多いからかなとも思っています。ほら、家って建てたら、いったん終了するじゃないですか。
ウェブサイト作りを家づくりでいうと誤解が生じる。だって、家を建ててから「ここからがスタートだ!よ〜し!家を改善しよう」とはならないですからね(笑)

予算をかけずに集客する方法

前置きがながくなりました。

では、今回取り上げるshopify記事 ネットショップの集客力を上げたい! 基本的な集客手法9選とデータ分析ツールの本題をみていきましょう!

本文にはいきなり気になるいち文が登場

 予算をかけずに集客する方法

おおっ!これはイイですね!
で、この記事では次の3つを提案してくれています。

1.ブログ
2.SEO
3.SNS

基本的な部分はshopify記事をご覧いただくとして、私が思うことを書きます。

ブログについては、端的に「ブログやろうよ」ということですね。(←端的すぎますね)

shopifyでは新しくブログを立ち上げなくても、shopifyの中にあるブログ機能を使えばブログを開始できます。ここでのポイントは「誰に向けて」ブログを書くかですよね。

ブログとSEO対策のカンケイ

新規顧客獲得という視点に立てば、2つ目のSEO対策を意識したブログを書く必要があります。
アパレルでいえば「夏服 おしゃれ」や「安い Tシャツ」とか検索したときに、Google検索結果ページで上位表示されるような記事。

この領域はなんといいますか、本当に群雄割拠というか、レッドオーシャンというか、すさまじい競争がありますよね。だから、ロングテールを狙う。

note記事ヘッダー (9)

つまり「夏服 おしゃれ 子供 青」みたいなキーワードで、どんどん絞り込む。検索する人が少なくなる一方で、競合も減るから上位表示の可能性があがるよね的ね。

うむ。。。

再び端的にいえば、私はこの「ブログを書く=SEO対策のため」はおすすめしません。

もちろん大手さんや記事作成に多くのリソースを投入できる企業さんは良いと思うんですよ。一方、そこまでリソース投下できない場合は、SEO対策のためのブログはおすすめしない。費用対効果が著しく低いから。

だって、多くのリソース投下できる企業さんは、記事を100単位どころか、1000単位で作っていますしね。SEO対策のウオッチだって、片手間ではできません。

一方、大手さんは大量リソース、知見をもったプロが張り付いています。そうではない企業にとって、厳しすぎる戦いが予想されます。

お客さんのためのブログ。noteでもOKでは?

じゃあブログやらなくて良いかと言われれば、やって良いと思います。だけど、それは新規獲得ではなく、既存のお客さん向け。

既存のお客さんが、あなたの店舗(企業)に少しでも興味をもったときに、ふと目にする記事。
逆に、ふと目にした記事で、あなたの店舗(企業)に、商品そのもの以外の部分で、興味をもつかもしれません。

そんな既存のお客さんに向けて、もっと知ってもらうために記事を書く。
それがまわりまわって、新規のお客さんの目にもとまり、SEO対策にも関与するという位置づけです。

そういった趣旨ではじめてみてはいかがでしょうか。

個人的にはshopifyブログでも良いですし、別途ワードプレスとかで立ち上げても良いと思います。違う視点で言えば、このnoteでも良いと思うんです。

noteを訪れる人は「読む」ために訪れていると思うんですね。
商品への思いや志、これからの展望などをしっかりつづった文章は、noteを訪れる方にちゃんと届くんじゃないかなと私は思うんです。

有料広告と効果測定

次は有料広告についての内容があります。タイトルは↓でした。

有料広告を利用する方法

ここでは次の6つが紹介されています。

・リスティング広告
・ディスプレイ広告
・SNS広告
・アフィリエイト広告
・リマーケティング広告
・Googleスマートショッピングキャンペーン

基本的な内容は、shopify記事をご覧いただくとして、どれが良いか。
結論をいうと、店舗によって違う、ですね。

元も子もないですが(汗)

本当にこれです。

ポイントは効果測定して評価すること。やりっぱなしは良くないですよね。言い方をかえれば、効果測定できない広告はやらないというのも一つです。それくらい効果測定していくことが、やること以上に大切だと私は思います!

モール型との併用

先ほどの有料広告とはまた別観点で、モール型ショッピングマーケット
楽天やAmazonやYahooと、独自ECサイトを併用して運用するのも、良いですよね。

ある意味モールへの出店が「有料広告」的扱いになる。

Amazon、楽天、ヤフーの出店費用などを調べてみました。
あっ金屋調べです。ちゃんと調べましたよ(笑)

費用関連
まずは出店費用をみてみましょう。

Amazon
初期費用:0円
月額:4,900円
販売手数料:8%~15%(商品による)
楽天
初期費用:294,000円~660,000円
※楽天は契約時に月額料1年分or6か月分を支払う
月額:19,500円~100,000円
販売手数料:2%~7%
→プランによって異なる
ヤフーショッピング
初期費用:0円
月額:0円
販売手数料:5%~7%(※)
※ヤフーの場合はポイント原資とかキャンペーン原資とかあります。

ヤフーショッピングは費用抑えられる感じですね!

一方、お客さん側の利用者数もみてみましょうかね。

2020年のニールセンさんのオンラインショッピングのサービス利用状況の記事によると、

利用者数
1.Amazon(5,253万人)
2.楽天(5,138万人)
3.ヤフーショッピング(2,945万人)

利用者数は、Amazon、楽天がやはり多いですね。体感通りでしょうか。

次に、利用回数です。

月の平均利用回数
1.楽天(53回)
2.Amazon(44回)
3.ヤフーショッピング(25回)

ふむふむ。こちらも肌感としてもしっくりきますね。

楽天やAmazonが同じくらい多く、ヤフーショッピングは利用者数も含めて半分くらいってところでしょうか。

ただ、出店にあたってはヤフーショッピングが一番費用を抑えられるので、費用対効果としてどうとらえるかですね。

まとめ

ECサイトの集客力をどう高めるか。
短期的な視点(有料広告やモールへの出店)と中長期的な視点(ブログやSNS)両方から考える必要がありますね。

今回は触れませんでしたが、一度商品を購入してくれた方とどう関係性を構築していくかも大事な視点ですよね。

次回はこの既存のお客さんとの関係性についてお話したいと思います!


この記事が参加している募集