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〔道頓堀ミュージアム並木座〕での松浪流火曜会『千粋遠音近音シャンシャンらぼ』へ。
道頓堀に五座が無くなって久しいが、その記憶や意志を継ぐように、道頓堀にはちょくちょく劇場が出来る。
〔道頓堀ミュージアム並木座〕は、並木正三の名前から採った、劇場文化を今に伝える為のライブハウスのような劇場。
そこで、上方唄松浪流の方々が、毎月第3火曜日の昼2時半より、『松浪流火曜会』と題した演奏会を開催されている。
5/16、松竹座で新リーダー体制に入った松竹新喜劇を観てから、並木座へ。
端居猫「・・・。」と思ひけり
〔浅草見番〕での第3回『神田松鯉のこのネタを聴きたい』にて、「男の花道」と芸談・随談を聴く。
昨年5月22日に開催された『神田松鯉のこのネタを聴きたい』。
その第3回にもお誘い頂けたので、大阪より参加。前日に台風が発生し、東海道新幹線が夜から翌朝、すなわち開催日の当日正午まで運行中止に。9月23日、主催の木積秀公さんより、「明日ですけど大丈夫ですか、来れますか?」とご心配のメールを頂いた。運良くというか道楽で、国立劇場での初代国立劇場さよなら公演『舞踊名作集Ⅰ』の井上安寿子さんの「お七」
株式会社コテンゴテン主催・夏休み文楽特別公演関連企画『観劇とアフタートーク』にて、鶴澤友之助さん、桂吉坊さん、木ノ下裕一さんによる「うつぼ猿」と「舌切雀」アフタートークを聴く。
夏休み文楽特別公演の第一部は、親子劇場と銘打って、こども向けの作品を上演するので、おなじみ。株式会社コテンゴテンさんは、昨年立ち上げられた、古典芸能の講座をいろいろと企画されている会社。
『観劇とアフタートーク』は、毎回文楽技芸員さんを招いて、一時間ほどのトークショー。
今回出演される技芸員の鶴澤友之助さん、そして桂吉坊さんは、以前にも、コテンゴテンさん企画の『ハナシの糸口』で共演されている。
〔浅草見番〕での第2回『神田松鯉のこのネタを聴きたい』にて、「勧進帳」と芸談を聴く。
2019年9月に開催された、演芸作家の木積秀公さん企画の『神田松鯉のこのネタを聴きたい』。
その年の暮れ、第2回を来年5月27日に開催します、とまたお声掛け頂いた。今度は、なんとリクエストした勧進帳。あら有難の大檀那と早速申し込む。神谷舞台にある能舞台でやりますから、お客さんもたくさん呼びます、と。「場所代がその分かかりますので、また、先生への御礼も皆さんから協力して頂きたく、ちょっと値上げしま
〔ロームシアター京都〕でのシリーズ『舞台芸術としての伝統芸能 vol.3 人形浄瑠璃文楽』にて、「端模様夢路門松」「木下蔭狭間合戦 竹中砦の段」並びにディスカッションを聴く。
ロームシアター京都さんが、2017年度から始められたシリーズ公演、『舞台芸術としての伝統芸能』。「伝統芸能の継承と創造を目指す」として、vol.1は日本舞踊を、vol.2は能楽を取上げて、毎年2月に開催されてきた。
2018年開催のvol.1『日本舞踊編』は、スーパーバイザーに尾上菊之丞さんを迎え、金剛龍謹さんの袴能「内外詣」、井上安寿子さんの京舞「珠取海女」、吾妻徳陽さんの歌舞伎舞踊「娘道成寺
宗右衛門町〔菱富〕での『坂東竹三郎を囲む会』にて、竹三郎さんのお園のクドキを観る。
いつも精力的に、そして独特の企画をされている宮岡博英事務所さん。
以前から、坂東竹三郎さんの朗読や芸談を聞く会を開催されているのは、お送り頂いている案内やブログから存じ上げていた。今回の疫病騒動で、一月から舞台に立っていない竹三郎さんの為に立ち上がられた。
宗右衛門町の鰻屋〔菱富〕さんの二階御座敷で、「酒屋」のお園のクドキを、竹三郎さんが初役で挑戦される、とのこと。それにお話と、食事が付く。若
2020年6月3日、動物園前〔動楽亭〕での『リハビリ落語会』へ。
2020年の3月末日以来、実に2ヶ月ぶりの、落語会。いや、生の舞台へ。
緊急事態宣言が解かれて、まず、映画館が再開、しかし、国立系統の劇場、また、歌舞伎座や宝塚などの大劇場はまだ再開の目途は立たず、来るお知らせは延期か中止ばかり。況やライブハウスをや。
そんな中、東京は新宿末廣亭と浅草演芸ホール、関西では此花千鳥亭と動楽亭がまず、入場者をだいぶと制限して6月1日より、営業再開しだした。
その
〔祇園 ない藤〕での『京を味わう東京土産-覚悟でござい-河鍋暁斎おまけ付き』シークレット企画「桂吉坊おもかげ落語会」へ。
日頃より、お世話になっている、桂吉坊さんから、ある日、連絡が来た。
「あなたの記録魔(褒めてます)を見込んで、イベントのお誘いが一件」
よくよくお尋ねしたら、〔祇園 ない藤〕さんで、お得意さまをご招待しての催しがある、と。河鍋暁斎の真筆を店内に展示し、その中で、落語会をします。
誰かの記憶に残しておいた方が良いのでは、と、数人に声を掛けています。「どんな事になるか、全くわかりません」。
その
〔たつの市総合文化会館 赤とんぼ文化ホール〕での『古典芸能 京舞 人間国宝井上八千代公演』、八千代さんと祇園甲部の皆さんの舞台、つづき。
さて。前回は、八千代さんの「老松」、芸妓・舞妓さんの「子年春 春日萬歳」「花笠」と、八千代さんによる井上流の歴史、祇園甲部との関わり方のお話。その、つづきです。
八千代「老松は、おめでたい雰囲気を味わって頂きたいものです。子年春 春日萬歳を舞いました舞妓が持っていました扇は、子年に因みまして、また、令和最初の事始めで、おかがみのおうつり、お返しですね、その時に渡したものです。
べらべら喋ってお
〔たつの市総合文化会館 赤とんぼ文化ホール〕での『古典芸能 京舞 人間国宝井上八千代公演』にて、井上八千代さんと、祇園甲部の皆さんの舞台を観る。
ここ数年のうちに開催された、京舞井上流の公演を、よく観て来た方だと思う。その中で、今回の『京舞公演』は、一風変わっていた。
2020年2月9日、日曜日。JRで大阪から姫路、乗換えついでに、〔姫路文学館〕で『生誕120年記念 俳人永田耕衣展』へ。回顧展と、書画骨董の耕衣コレクションを展示。
禅のイメージがある耕衣、神像が人間の姿かたちに準えてあるのに、無類の興味を覚えていたそうな。晩年よく口にし
『べにの会』「常磐津」と「現代演劇」を結んで 〈第5回〉にて、常磐津「墨ぬり女」日本舞踊版と現代演劇版を観る。
関西伝統芸能女流振興会による、常磐津と現代演劇の融合を通じて、改めて、伝統芸能の面白さを解き明かしていく『べにの会』。道頓堀〔中座くいだおれビル〕地下にある〔ZAZA〕で、ポスターやチラシを見かけては、常磐津勉強したいな、行きたいな、と思っていた。やっと、いけた。会場の〔ZAZA POCKET`S〕は満員。夜七時、開演。
配られたプログラムによると、今日の副題は「日本舞踊の神秘の美しさを探る」と
千日前〔TORII HALL〕での『上方文化講座』「上方舞」最終回へ。
トリイホールさんが、大阪市の助成も受けてやってこられた、上方文化講座。
以前は確か、上方文化再生フォーラム、上方文化ルネサンスというシリーズだった。芸能や食文化を取り上げていた。肥田晧三先生の講座「ほんまもんの上方文化論」を聴きに行き、その知識量と熱量に圧倒された思い出がある。
そんな、名前を変えて続いた、このシリーズも、トリイホールさんの閉館により、今回で最終回。掉尾を飾るのは、
昼3時、開
〔恵文社 一乗寺店/COTTAGE〕での『「ぽかん」のつどい part2』、山田稔『門司の幼少時代』刊行記念トークショウ、おわり。
前回は、澤村潤一郎さんの山田稔的門司探訪、服部滋さんの山田稔を取り巻く文芸雑誌、の話。今回も、その延長線。
ただ、トークショーも一時間を越え、正直な話、メモ書きが乱れてきている。判読できるものだけ、記す。
話は、文芸雑誌あれこれから、澤村さん進行で『門司の幼少時代』のお話。
澤村「また、『門司の幼少時代』に戻りますが、先ほど、小説風への色気の話が出ましたが、『門司の幼少時代』も後半の文章になる