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世界恐慌の原因と事実【歴史から学ぶ】

世界恐慌は1930年代にアメリカを皮切りに世界的に起こった経済恐慌です。

「世界恐慌」という言葉、一度は耳にしたことがあると思います。

なぜ、このような世界的な経済恐慌が起こったのか、その原因とどのような時代背景があったのか、その事実をまとめました。

世界恐慌の原因

第一次世界大戦後、アメリカの経済は発展していました。
第一次世界大戦はヨーロッパを戦場としていました。そのためアメリカは立地的な関係で被害をあまり受けませんでした。また、途中から参戦したこともあり被害が少なかったのです。

戦後、余裕があったアメリカは戦争で武器や人件費で大量にお金を使ったヨーロッパへ経済回復のために、製品の輸出を積極的に行いました。

それによりアメリカでは経済の発展が進み株式市場も賑わい始めました。買った株はどんどん上昇し、借金をしてまで株を買う人が出てきました。

しかし時間が経つにつれてヨーロッパの経済は回復し始めます。
「もうそこまでアメリカの輸入に頼らなくても大丈夫なのではないか?」という考えがヨーロッパ各地で広がり始めます。

それでもアメリカの株式市場の上昇は止まらず1924年から1929年の5年間で株価が5倍になりました。
この過剰な好景気に不安を感じ始める投資家が出てきてます。その投資家は株や不動産を売却し始めます。

一部の投資家が株や不動産を売り始めると「自分も売った方がいいのではないか」と不安に感じ出す投資家も次々に出てきます。
そして株や不動産を売却し始めます。このように一斉に株や不動産が売却され株価が暴落します。

この一斉に株や不動産が売却された日は1929年10月24日で暗黒の木曜日と呼ばれています。

30年ほど前に起こったバブル崩壊も同じような感じです。
以前バブル崩壊についてまとめた記事です。

実態

株価は高値から89%以上下落しました。

世界大恐慌の発端は1929年の10月で株価の底値が1932年7月です。

1933年、株価は10分の1になり、倒産件数は9万社、6000の銀行が破綻、失業者1230万人、労働者の25%が職を失いました。

不況は全世界に広がり1933年まで続きました。

第一次世界大戦後アメリカは世界最大の債権国でした。世界経済がアメリカに依存する形になっていたのでアメリカ発端の株式暴落が世界経済の破綻へとつながりました。

失業率が上がると自殺や犯罪が増えます。

アメリカでは給料のカットが35%もありました。

まとめ

今回世界恐慌について学んで感じたことは日本は歴史から学んでいないということです。

世界恐慌では株価が上がり続けて皆が一斉に株や不動産を買い始めて結局大暴落しました。

バブル崩壊も同じです。

歴史を知り歴史から学ぶことの大切さがわかりました。

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