沈黙は本心を炙り出す

偽善に裏付けられた露悪的な悪趣味が露呈する通勤電車に獰猛な蜂が意図を連れて侵入してきた

感染症が沈静化しても加齢臭と立食い蕎麦の口臭を遮断するのにお互いマスクは必携だ

策を弄したご褒美目当ての濁った心
若いだけの馬鹿と経験値頼みの無能な老害

真面目に黙って歯車になって
誰でもできる歯車の選別担当勤続何年か思い出せない

労働時間が給料に換金される

食堂の飯は獄舎と同じ会社から配送される

黄色の蝿と紫の蜘蛛が同衾する乗り合いバスの運転手の賃金を考える

獰猛なスズメ蜂が毒針を刺す
何度も
何度でも
何度だって刺す